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彩花

Author:彩花
ごくせん・野ブタではかっこつけてる嫌なヤツだったイメージが、こんなに変わってしまうなんて・・・・・
人生 何が起こるかわからない
お友だちになってくださる方、募集中です


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2007年

私なりに 今年1年を 振り返ってみました

1 亀梨君に嵌っていることを自覚した

1年近く 認めたくなくて 抵抗していた(笑)
今から考えると 無駄な抵抗だった

2 ブログを始めた
 
これは 大きな変化
年齢の違うお友達 深く話せるお友達ができた
自分の書いたものを 読んでくださったり 
コメントしていただけたりするって
すごく嬉しいことでした
また 書くことによって自分を整理できた

3 新しい仕事を始めた(今までの仕事に追加して)

週2回 だけど 新しい出会いがあった

4 ピアスの穴を開けた

今更?
と思われる方もいらっしゃるでしょうけど
ずっと 開けたかったけど 怖くてできなかったの
「親からもらった体に穴を開けるのか?」
と 夫に言われ 10年くらい 迷っていた(笑)
まず 外観を変えることから 始めると決心したの
ちょっと 大袈裟?
でも 私にとっては 冒険だったのよ
  



人との出会い 
私にとって とても大切なこと
亀梨君との出会い
ブログで出会えたお友だちとの出会い
仕事で会う人々との出会い
もう ひとつ
カツカツの100Qも 私にとっては 出会いのひとつだった
今まで 気に留めていなかったゲストの中に
興味を持った人が 何人もいた

阿部サダヲさんの 舞妓haaanのDVD
とにかく 笑える! パワフル

ラルクのアルバム  KISS
「hurry  X’mas」 
甘い声が好き 
曲を聴くときは 
しりとりのことは思い出さないようにしているけど(笑)

中村中さんの「友だちの詩」 「風になる」 
とても優しい声
せつない想い

もちろん 亀梨君 KAT-TUNが好きだけど
そこにだけ とどまっていたくない
カツカツの出会いは亀梨君が会わせてくれた出会い
その出会いから 何かを感じたい
なんだか たいそうな話になってきちゃったね(笑)

出会いに始まり 出会いに終わる
来る歳も すてきな出会いが待っていますように・・・


このブログも今年は今日でおしまいです

2ヶ月の間
このブログを覗いてくださった方
コメントくださった方
本当に ありがとうございました

新しい年が みなさまにとって 笑顔いっぱいの年になりますように
よいお年を お迎えください

そして 来年もよろしく お願いします






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激変の予感

最近  雑誌 WS CM ともに 情報GETに 乗り遅れています
好評の「セブン」 その他の雑誌 今日 やっと チェックしました





 「 COMO 」 の インタビュー より


「今回のドラマではプロデューサーが 今までの亀梨君の得意技を封じ込めた」


「今はひとつのジャンルに偏らずどんな仕事にも トライできる姿勢でいたい
その積み重ねの中で、己は己で貫く部分をちゃんと持ちながら
10年後にはしっかり「亀梨和也」と言う土台を築きたい
ほかの誰でもないオレと言うものを、俺の中にも定着させたい」


2008年
「目に見えないところで 自分の感覚が激変すると思う
そんな 予感がする」





「得意技を封じ込める」

あの笑顔
クールな瞳
それらを 取り払った別の亀梨和也の演技
とても楽しみです


「10年後の亀梨君」
彼の変化についていける自分でありたいなとは思うけど・・・


「見えないところ」という一言に
書いていたお話を 結びつけて過剰反応してしまいました

「激変」
自分の意思と関係なく 大きく変わっていく自分
そういう自分を 客観的に楽しみにする亀梨君に 
どんな変化も 受け入れてやるという 余裕みたいなものを感じました

きっと 彼のまわりには 「彼を変えたい」「違う彼を見てみたい」という
多くの人たちの大きなエネルギーが 渦巻いていると思う
それは 彼がそういう気持ちを起こさせる「何か」を持っているということなのだけど

今まで 彼は 
自分で自分を変えたい
自分の理想に向かって進みたいという
自発的なきもちが強かったように思う
それも 大切なことだけど
時には 流れに身を任せて
「変えてもらう」という姿勢も大切かもしれない
自分では 気付かない 今まで見えていなかった新しい自分に
遭遇するチャンスがあるかもしれない
「自分を任せる」ということも 大人への 一歩かもしれない 


彼のインタビュー記事を読むと
私も頑張らなきゃという気持ちになる
私を変えてやろうなんていう奇特な人もいないこの年齢になると
もう 自分で自分を変えるしかない
私も 自分で 何か新しいことに挑戦しなくてはね






バトン

昨日は 気分転換に美容院に行ってきました
少し短めのスカートにブーツで ちょっと気合を入れて行きました
服装で 気分も変わるって不思議だね

エアー ウエイブ という 新しいパーマをかけてみました
毛先が痛んでいて 10センチくらい切りました
もう少し長いのが好みだったんだけど・・・

亀梨君のファンになって 勉強したこと
眉毛は 大切!

今まで いい加減にしていたけど
最近 形を気にしています
眉毛だけで かなりイメージ変わるものね
でも あまり上手くはできません
練習が必要だね



それでは まみちんから 前に貰っていたバトンです
まみちん 遅くなって ごめんね



「アンカー禁止バトン」です♪

◇ルール◇

1.回ってきた質問の最後に"自分の考えた質問を付け足して"下さい(自分も答えること!)
2.終わったら必ず誰かにバトンタッチして下さい。
3.まもりのないエンドレスバトンなので"どんな質問でもOKです。
4.バトンのタイトルを変えないこと。
5.ルールは必ず記載しておいて下さい。


*そんな6人にバトンを回す(回す人を先に書いておく)
 
桜姫ちゃん 

お忙しいとは思いますが、お時間あるときに
できたらやってみてね。

*名前は?
anan

*いくつ?
40代

*職業は?
結婚前から続けてた仕事を辞め 同じ分野の仕事に戻る 
パート的仕事

*趣味は?
料理 食べ歩き 読書

*好きな異性のタイプは?
頭のいい人(勉強じゃないよ 相手のことやその場を読める聡明さ)
普段は 冷たそうなんだけど 
ここぞというところで ちゃんと見ていて 手を差し伸べてくれる人
自分の道を 歩いている人

*特技は?
特にないなぁ

*持っている資格は?
仕事に関する免許(4種類)  TOEIC     

*アナタが愛する人へ一言
あなたがしあわせだと 私もしあわせです

*今悩みある?
サプリが主食になりそうなこと

*好きな食べ物、嫌いな食べ物は?

好きな食べ物
和食 大豆製品 炊き立てのご飯 その他 美味しいものなら何でも

嫌いな食べ物
甘すぎるお菓子 レバー(自分が調理しなければ食べられる)

*好きな人は?
亀梨くん 


*回す人を紹介して!
桜姫ちゃん 
男の子3人のお母さん 私のブログ開設 1日目に来てくれた
しっかりした自分の考えを持って亀梨君を応援している姿勢が好き
ダメなものはダメと言える強さを感じるの


*今まで年上と付き合った事ある?
あります

*この気持ちは負けない!ってのある?
新しいことに挑戦する気持ち

*アナタは一人旅に出る事になりました。まず何をする?
行くところに関連する本を読む
旅行記 ガイドブックなど

*アナタは本気で酔った時どうなりますか?
とにかく喋る 笑う 一度寝て復活する

*好きなお笑い芸人は?
とくにいない


*自分を動物に例えると?
猫的なとこ 犬的なとこ どっちもある

*最後の発信履歴は?
自宅。

*最後の着信履歴は?


*好きな芸能人は?
亀梨和也
KAT-TUN

*人生において大切だと思う事は?
楽しむこと 挑戦すること

*あなたは犬派?猫派?
飼うなら犬

*好きなヒーローは誰ですか?
特にありません

*クラシックで好きな曲は?
嫌いじゃないけど、特に好きでもない

*この一週間内で買った一番高いものは?
河豚 ? てっさとお鍋にしたの 美味しかった!

*デスクトップの壁紙は?
娘と 夏休みに家に滞在していた留学生の女の子の写真

*ミスドの好きなドーナツは?
あまり食べないな

*今日のお昼ご飯は何でしたか?
昨日の残り物  
おでんのスジ肉が少し入っている汁をベースに
玉ねぎとあげを入れて煮込んだカレーうどん
残り物 アレンジして食べるの大好き

*最近頭に住みついてる人は?
言うまでもなく・・・亀梨くん

*初めてハマった盤or麺は?
サザンオールスターズ

*ロマンチストですか?リアリストですか?
頭の中はロマンチストだけど 行動はリアリストになってしまう


*好きなゲームは?
あまり好きじゃない


*身体の萌える部位はどこ?
瞳 首から顎のライン

*今欲しいものは?
持続力

*萌えるシチュエーションは?
しゃがんで下から 見上げられ
「大丈夫?俺がいるよ」って言われる瞬間


*本命麺の好きなところは?
天使のような可愛さと子悪魔的な妖しさ  
内面に秘めているまっすぐさ
役者 亀梨和也
歌手 亀梨和也
ダンサー 亀梨和也

*本命麺と遭遇したらどうする?
固まって、見られないと思う

*願いが叶うなら?
外国で暮らす(1年ごとに 違う国に移り住んでいく)

ジャニーさん引退後 ジャニーズ事務所の女社長になる 

*してみたい服装は?
着物を着て 京都へ行きたい


*本命麺は健在?
健在です

*出掛けるときに必ず持っていくものは?(財布、携帯電話以外)
ペットボトルのお茶


*最近、恥ずかしかったことは?
結構失敗したりするので ありすぎて 思い出せない


*最近読んだ小説(ラノベ可)は?
図書館戦争(シリーズ)  

*必ず見てしまうチラシは?
情報系のもの (お得なランチ や 美容院を紹介してるもの)

*ケータイの待ち受け画像は何?
娘2人と私 3人で撮ったプリクラ

*人に貸したら返ってこなかったものは?
わかりません

*人生をやり直せるとしたら、やり直す?(理由も)
違う自分も試したいので やり直す

*アイスの種類、何が好き?
バニラ系 ナッツが入っているもの (でも あまり好きではない)

*これがないと生きていけない!っていうアイテムは?
今は PC TV (亀梨君が見られないから)
 
 
*最近見た映画は?
舞妓haaan (DVD)
カツカツ見て 阿部サダヲさんに興味を持った


*最近、贅沢だなぁ~と感じた瞬間は?
干した布団からお日様の匂いがしたとき
幸せを感じた


*これだけはやめられない!ってことはなに?(理由も)
亀梨君の過去映像を某サイトで探すこと
見尽くしたと思うんだけど 見逃してるものがあるかもと
時間があると また 覗いてしまう


亀ちゃん(自担でね)に言われたい言葉は?
そのままで いいんだよ
俺がいるから


亀梨和也を初めて認識したのはいつ?印象は?
たぶん 偶然見ていたウタワラ
えっ この子 こんなにまっすぐ人の目を見て話す子なんだ
ごくせんや野ブタを見てイメージしてたカッコ付けのチャラ男じゃなくて 
物事をしっかり考えている印象を受けた
うそぉ 笑顔が可愛い・・・

*新しい質問を追加してください*

最近 よく聴いている曲は?(ジャンルは何でも)
kAT-TUNの他では
エグザイルの I Believe   koh+の kissして  


以上、バトン完了!
最後まで読んでくださった方ありがとう。

桜姫ちゃん忙しいと思うけど

良かったらやって見てね。
メリー クリスマス

昨日の少年倶楽部
八乙女くん 「次に 来る!」って 感じがしていましたね
「光 光」
と 構われている様子を見て
「カメ カメ」って 
先輩たちに 前へ前へ押し出されていたころの
亀梨君とダブって見えました

スポットライトが当たる人って 不思議ですね
特別 話し方が 上手いというわけでもないのに
特別 容姿が抜きん出ているというわけでもないのに
なぜか 人を惹きつけます
なぜか その人の周りだけ 明るく見えます
この差というのは どこからくるのでしょう
頑張っているたくさんのJrの姿を見ながら
なぜか 切ない気持ちになりました


「見えない約束」最後までおつきあいくださり ありがとうございました
いただいたコメントは 宝物のような気がします

若い人の恋は 素晴らしい
ときめきがありますね
けれども
ドラマにしても 小説にしても
私たちの年代が取り上げられることって滅多にない

じゃあ 私たちは もう ときめくことはできないのか・・・
お話の中でさえ 無理なのだろうか・・・
そんな 気持ちから このお話ができました


書き始めたときは
自分の内面を書こうとは思っていませんでした
ただ 書き進める中で 主人公の心に抱えているものを書こうとすると 
自分が出てきてしまうのに驚きました
いつも 何万回と 自分で自分に言い聞かせていること
自分でも 分かっているけど 誰かに言葉で言って欲しかったこと
お話の中の KAZUYAに言って貰えて 癒された気がします
書くことで 自分でも曖昧にしていた思いにも
改めて気付いたり 整理したりできました
自分自身が 一歩進めたような気がしています


この話では 「見えないもの」がテーマです
ひとりひとり 見えないけど 大切なものって抱えてると思う
分かっているつもりだけど すぐ忘れがちになる
見ようとすれば見えるのに 見ようとしない
見ようとすることすら 忘れている
「目には見えない 大切なもの」
私自身 彩花のように 何度もつぶやいています

普通の主婦が ある出会いがきっかけで
今までの自分から解き放たれる
お話の初めと最後
彼女は同じ道を通っている
外からは 何の変化もない
けれども 心の中は 違う自分になろうとしている
彼女の心の中には 見えない約束があるから


もうひとつの発見は
今まで見てきた亀梨君のイメージが鮮明になったことです
自分が彼のどんなところに惹かれているのか
それも はっきりして面白かったです


最後に この時期にこれを書いたのは
亀梨君への 次のドラマに向けてのエールの意味を込めています
コメントのお礼の中にも 書かせてもらったけど
10話に出て来る匿名のファンレターは 
私が書いた幻のファンレターです
例え 多くの人に 認めてもらえなくても
たった一人の人を感動させることができればいい
伝わる人には 伝わる
視聴率なんかに縛られないで
自分の満足できる作品にしてほしいという願いをこめて書きました


今 ちょっと さびしい気持ち
抜け殻のような状態です
すべてのものをアウトプットし尽くしたようで・・・


次回のドラマで亀梨君の新しい魅力
いっぱい受け取りたいと思います
強がりな 彼だから 心配などして欲しくないでしょう
どんな状態になろうとも騒がず 楽しんでいきたい
彼の表現するものを まっすぐ受け取りたい
それが 彼が私たちに望んでいることだと思うから




今日は とてもお天気がよくて ぽかぽかしていました
お花屋さんへ行って 花の苗や 球根を買いました
パンジー ビオラ チューリップ ・・・・・
葉牡丹といえば 今までは 和風 お正月 と連想させられたのに
今出ているものは 薔薇の花びらみたいに 可愛くて
思わず買ってしまいました
5つくらいまとめて植えると 花束みたいで 可愛いの
部屋に置く ミニ薔薇も買いました
薔薇って しっかり開いてしまうより 蕾が綺麗なんですね
少しずつ 開いていく蕾
少しずつ 大人になっていく 亀梨君
そんななぞらえ方を するって 何を見ても
彼のことばかり考えているようで ちょっと危ないですね

球根を植えていると
ふっと そこへKAZUYAがやって来る様な気がして
さらに 危ない自分に苦笑しました
世間知らずな彼なら チューリップの球根のこと
「玉葱の子どもみたい」
と 言いそうな気がしたり
「小学校以来だ・・・」
と 喜んで植えるのを手伝いそうな気がしたり
「これは ビオラ パンジーより ちっちゃいでしょ」
と ひとつひとつ花の名前を教えてあげたりと
かなりの妄想の世界に入りこんで 
しあわせなときを 過ごしました  (笑)



さて 見えない約束 とうとう最終話になってしまいました
途中 早く終わらせてすっきりしたい気持ちになったり
足踏みして 放置したい気持ちになったりしましたが
今は とてもさびしい気持ちです
もっと いろんなエピソードの中で 一緒に過ごせばよかった
なんて 悪あがきのようなこと考えてしまいます


「切ない」と 感想をいただくことが多かったので
最終話 みなさんの心が 温かくなってもらえれば
嬉しいです




それでは 読んでくださる方は お進みください







         見えない約束    最終話




彼が 来なくなってから 2ヶ月が経った




私はあの写真を見ながら
何度も 同じ言葉を 繰り返した
「目に見えない 大切なもの」



毎日の生活は
彼と出会ったからといって
大きく変わるような そんな単純なものじゃない
今までと ちっとも変わってなんかいない

けれども  
少しずつ 目には見えないところで
彼の言葉が 私を変えようとしている





「分かったわ 朝10時頃に 空港に着くのね」
「気をつけてね」
夫の帰国が 1週間後に決まっていた



そのとき
郵便物が届けられた気配を感じた
郵便受けの中に 白い封筒が届いていた
差出人は KAZUYA となっていた


招待状だった
六本木のレストランに 今日の夜 7時
彼が自分で書いたのか 少し癖のある字だった
ちょっとだけ お洒落してきて と書かれていた





彼に会いたい
今だけは 他のことは 考えたくない
自分の気持ちに 素直になりたい




黒のシンプルなドレスに真珠のネックレスとお揃いのピアス
シルバーのストールをラフに捲きつけて
シューズケースの奥にしまっていた高いヒールの靴を履いた



それは タクシーの運転手に行き先を告げると 
すぐ分かるようなレストランだった



彼は もう来ていた
白のスーツに白い靴
中に着たシルクの黒いシャツ
白いネクタイを締めている

一見 ホスト風
でも 彼の透き通った瞳は 内面に秘めた純粋さを隠しきれなくて
どうにも アンバランスな魅力をたたえている
彼は 2ヶ月見ないうちに 少し大人っぽくなったように見えた



料理はどれも美味しかった
渋いワインは咽に心地良く沁みていく
けれども 私は 心が落ち着かない
彼に伝えなければいけない言葉があるのだけど
それが 何なのか分からなくて


「俺のこと どう思ってた?」
「女の子と派手に遊ぶちゃらちゃらしたヤツ?」
彼はいきなり尋ねてきた
肯きたいけど あからさまにそう伝えるのもためらわれる

「まぁ こんな世界にいるから そう思われても仕方ないよね」
「実際 全然遊んでないって言ったら 嘘になるし」
彼は にやっと笑った
「年上の人妻を誘惑する悪いヤツって?」
私の困った顔を見て にやにやして 覗きこんでくる
「うん 少しはそう思った」
今度は 正直にそう答えた

「まいったな」
「確かに 最初は1ミリくらい そんな気あったかもしれない」
「1ミリだけ?」
「10センチ? 30センチくらいかな?」
と 胸の前で 手を広げて見せている
「いやあ 結構あったかも」
「だって ちょっと危険な感じで よくね? 刺激的?」
「ちょっと いただいちゃおうかな なんてね」
「えっ」
あまりにも さらっと言ってのけるので 驚きさえ声にならない


「でもさ 彩花さんが作ってくれた料理食べたり 
何でもないこと喋ったりするのが 楽しくなっちゃたんだね」
「なんかこのままに しておきたいって気持ちになった」
「このままの時間が続けばいいなって」
「それに 家族の写真 あれって 見ちゃうときついよね」
「壊しちゃいけないって気になるよ」

私のこと大切に思ってくれていたんだ
彼は私が思ってたより うんとしっかり考えていて 大人だったんだ
「そんなこと思ってたなんて 知らなかった 」

「けど  隙は狙ってたよ」
「だって 男の子だもん」
彼は 嬉しそうに笑った
「でも 彩花さん 手強かったんだよね 」
彼は参ったなという顔で言った
「俺 無理やりとか 絶対嫌だから」
彼は目を伏せ 睫毛が揺れる




「俺  彩花さんが泣いたあの日から 
少しずつ本気で惹かれていたんだと思う」


「俺 大人になったら 人は悩んだりしないと思ってたんだ
自信をもって まっすぐまっすぐ生きてくって
でも あの日の彩花さん
悩んで迷って 自分がどうしたいのか 分からなくなってて
やっぱり 大人だって 悩んだり迷ったりするんだって分かった

いつもはしっかりしすぎるくらいなのに あの日 
俺の前で 泣いてる彩花さんが すげえ可愛いかった」

「俺が守りたいって 思ったんだ」


私はあのときの自分を思い出して 急に恥ずかしくなった
あんな姿 見せたくなかった
あのときの私を 彼の記憶から消してしまいたかった
彼の前では 颯爽とした大人でいたかった




彼は いきなり立ち上がるとギターを取り出し
椅子に座って 弾き始めた
彼は 静かに歌いだした


♪ 君の涙
抱きしめたい
ただ 守りたい  その笑顔

君が笑う それだけで
俺は 強く 優しくなれる

伝えられない この想い 海へ流そう
いつか木の葉の船にのって
君へ 届くように    ♪


ギターの弦を爪弾く彼の指先は 私の心の表面を優しく撫でていく
彼の低くかすれた甘い声は 私の心の奥底にしずかに積もっていく



「これ 俺が作ったんだ」
「彩花さんに 一番先に 聴いて欲しいと思ってた」


来月 新曲として出すことになったその曲は
ソロとして彼が作詞作曲した初めての曲だということ
ギターは 2ヶ月間 特訓して弾けるようになったこと
ぽつりぽつりと話していく


「どうして ソロでギターを?」


「夢を思い出したから」

「俺 作詞作曲してソロで歌ってみたかったんだ 弾き語りで」
「でも 今更 もういいかなって思ってた
わざわざ一から勉強して 面倒なことやらなくても」

「だって 俺たち グループとして結構売れてるんだぜ」
彼は少し得意そうだ
「グループ全体としてのパフォーマンスがすごいんだ」


「でも それだけに 頼るんじゃなく 
ひとりひとりが 成長していかなきゃね」


「俺にそう気付かせてくれたのは 彩花さんなんだよ」
「えっ 私が?」

「前にさ 俺 誰だって 夢を持てるって言ったよね」
「彩花さんに 逃げてるだけだって 偉そうに言ったよね」
「でも 本当は逃げているのは俺だった」

「ちょっといいとこまで来たからって 今の自分に満足して
冒険することも 勝負かけることも いつの間にか忘れてたんだ」

「でも 俺も 前へ進まなきゃと思ったんだ 」
「彩花さん見て」

彼の言葉の意味がわからなかった
「今の私は前になんて向かってないよ 
それどころか いつも 後ろを振り返って迷ってばかりなの
それなのに どうして ?」

彼は静かに答えた
「振り返って 迷うことって それは 前へ進みたいからじゃねえの?
そこに 留まっていていいんだったら 悩まねえじゃん
夢を求めるからこそ 悩むんじゃねえのかな」



私は振り返ってばかりいる自分が嫌いだった
けれど そんな自分をこんなふうに見てくれる人がいるなんて

「彩花さんが俺に教えてくれたんだ」
そんなふうに言ってくれる人がいたなんて
こんな迷ってばかりの私が 彼の背中を押すことができた?

振り返っていいんだよ 迷っていいんだよ 彼は私にそう言ってくれた
それが 前へ進んでいることなんだよって





「嵐の夜は 彩花さん 凄くセクシィ~ だったしぃ」

彼は突然 話の方向を変えた
「俺  本気だったのに 振られちゃったぁ」
と 大袈裟に拗ねてみせる


「もっと 自分に自信持った方がいいよ」
彼は 私をまっすぐ見てそう言った
「雨に濡れてた彩花さん   綺麗だった 」


「ああぁ  俺 結構もてるんだけどなぁ」
と いつまでも わざと意地悪して言う彼のいたずらな笑顔が
もう見られなくなること 今だけは 忘れていよう  


「今日 ここ 貸し切にしたんだよ」
「2人きりで 思いっきり楽しもうぜ」
タイミングよく甘い音楽が流れてくる

彼は私の手を取ると フロアーの中心へ導いていった
私は 彼の胸に頭をつけていた
踊り方なんて知らなくて ただ揺れているだけだった
心の奥が冴え渡っていくようだった
彼と2人で 透明な海の底に 静かに沈んでいくようだった


彼の顔がすぐ近くにあった
透き通る茶色の瞳
自分がいつ目を閉じたのか気付かなかった
彼の唇がゆっくりと 私の唇に重なるのを感じた
冷たくて 気持ちが静まっていく感じのキスだった



「約束」
彼が静かにそう言ったとき 私は ゆっくり目を開けた
彼の瞳は私をやさしくみつめていた

神様の前で誓いをするようなkiss

彼の声がした
「見えないものは すぐ そこにあるんだ 
見ようとすれば 見えるんだ」



彼は私にたくさんのことを教えてくれた


私は彼に何かをあげることができたのだろうか
彼は私に柔らかく微笑みかける
彼の言葉が甦った
「彩花さんが そばにいる人を 笑顔にしてるんじゃないの」









2人は 店を出た
タクシーが停まった
ほんとうに さよならだった






ドアが閉まり 彼が手を振る
車が動き出した













少し走り出したところで いきなり車が止まった
息を切らした彼がそこにいた



私は窓を開ける
「これ 渡すの忘れたんだ」
そういうと 彼は 私の掌に何かを押し付けた
それは ネックレスの鎖の冷たい感触だった


彼は 私の耳に口を寄せると かすれた声でこう言った
「もしいつか  あの夜みたいなチャンスがあったら
俺 絶対 今度は 我慢しないからね」

彼は TVで見た 口の端を少し曲げた誘うような顔で 
派手にウィンクして 笑った




車は 再び走り出した





最後まで そんなふうに優しさを見せる彼に
私は 泣き笑いになってしまう
「ありがとう」
私は 小さな声でつぶやいた














私はリビングの掃除を終わって
彼からもらったネックレスを見ていた
水晶のような ガラスのような丸い石がついている
ガラスは透き通っていて かざすと窓ごしに空が見えた
空を映したガラスの中に彼の笑顔が見えたように思えた


透きとおったガラス
中には何も見えないけど 見ようとすれば いつでも彼の笑顔が見える
彼との約束が見える






「さあ 久しぶりに蟹クリームコロッケでも作ろうかな」
私は買い物へ出かけた
私は 今日もあの公園の前を通るだろう 










               Fin


              
今日は 友だちと久しぶりにランチに行ってきました
スープ春雨の専門店です
店主は20代後半か 30代前半と思われる綺麗な女性
彼女はOLを辞めて 単身上海に渡り 
貿易関係の仕事をしているときに このスープに嵌り 
日本でも食べさせたいと店を開いたそうです
そんな挑戦に拍手を送るつもりで たくさん注文しました
ほんとは 食べるのが好きだからというのも 大きな理由です
私たち2人は 食べたことがないもの 珍しいもの 評判のものは
必ず食べようとします
お腹がどんなにいっぱいでも 挑戦はやめません

そこで 今日のオーダーは
スープ春雨 小籠包 赤米粽 北京ダック風クレープ 牛スジご飯
ここで こんなに大丈夫ですかと言われるも完食し
デザートに マンゴプリンと ココナッツタピオカドリンクを
食した私たちでした
満足!

夕食は 控えようと思ったのですが
カレイの焼きものと サトイモと烏賊の煮物が
ことのほか美味しくできてしまい
また 結局おいしくいただいた私です



さて 見えない約束 
結末を心配してくださる声が多く
私自身も迷ってしまい 足踏みしていました
物語には 始めがあれば 必ず終わりがある
だから 書き進めていくしかありません
物語の終わりはあっても
心の中で続いていくような結末をめざして書いていきたいと思います



では
つづきを 読んでくださる方は お進みください







             見えない約束 vol 10





彼は 今までどおり 何もなかったかのように 部屋に上がってきて
「俺 はらぺこなんだよね なんか ない?」
と 言ったきり 私を見ないで 子猫とじゃれ合っていた
「にゃんにゃん 久しぶりだねぇ さびしかった?」
子猫に 変わりない笑顔を向ける


ビーフシチューを食べ終わった彼は 子猫にミルクを飲ませた
子猫は かまってほしくて 彼の膝に飛び移ろうとしていた
彼は 子猫の頭をやさしく撫でると
「にゃんにゃん おやすみ 俺は彩花さんに大事な話があるからね
もう お前はねんねだよ 」

そう言うと 子猫を籠の中に優しく寝かせ
私の目にまっすぐ視線を当ててきた

あんなことがあった後で どうやって彼と顔を合わせられるだろう
私は 彼の視線を避けていた
「俺 ほんとは もう ここへは来ないつもりだったんだ」



予想していた言葉だったが やはり彼の口から聞くのは辛かった
「そうね その方がいいいわ」
自分の感情を見せないように
なるべく平気に聞こえるように声を選んで答えていた


彼は 私の言葉を無視して続けた
「俺 この写真 好きなんだ」
彼が見ているのは 亜梨沙が7歳の頃 親子で撮った写真だった
近くの公園で撮った何気ない1枚だったが 
3人の笑う顔が穏やかで 私も好きな写真だった


「俺 1年ほど前 仕事のことですごく悩んだ時期 あったんだ
初めての主演ドラマの視聴率が思ったほど 伸びなくて
あることないこといろいろ言われて かなり叩かれた
まぁ 俺的にもいろいろ思うことはあったけど
懸命に役作りにも取り組んだんだ

でもさ やっぱりいろいろ言われた

そこから がむしゃらに頑張った
睡眠時間なんて 2,3時間ってことも普通だったし
休みもほとんどなかった
焦ってたんだよね 結果を出さなきゃって
でも 結果はさんざんだった
次のドラマも視聴率は 伸びなかった
俺 向いてないのかな この仕事 もう辞めようかな
本気でそう思ったこともあったんだ」
 
彼がこんな話をするのは 初めてだった
彼は 話を続けた

「そんなとき 1通の匿名のファンレターが来てさ
俺のドラマで元気付けられたって 書いてあったんだ
すごく感動したシーンがあって
それが どんなに素晴らしく どんなに自分を励ましてくれたか
5,6ページの便箋にびっしり書いてあった
そのシーンって 別にドラマのストーリと関係ないような
誰も目に留めないような普通の場面なんだぜ

でもさ 実は 俺 そのシーン2回くらい撮り直したんだ
自分の演技に 納得できなくてさ

そのとき 俺 思ったんだ 
一生懸命やってることは 誰かに伝わる
例え 大勢の人に 認めてもらえなくても
たった一人の人を励ますことができたってことが 
心から 嬉しいって 感じられた」

「目に見えないものを信じよう」
「俺 そのとき そう思えたんだ
視聴率なんて 目に見えるものだけに 縛られてちゃだめだ」



彼は私をまっすぐに見た
彩花さんが 毎日 一生懸命頑張ってることが 
2人の笑顔の元になってるんだと 俺は思う
彩花さんが そばにいる人を笑顔にしてるんだよ」
彼はそう言うと 写真を元の場所に戻した

「俺の仕事や 会社や店で働いている人 
大きな仕事に見えるかもしれないけど
彩花さんのしてきたことだって 変わらない 
大切なことだろ 」



「これだけは 伝えたいと思ってた 」
彼は 穏やかに言い終わった




「最後に お願いがあるんだ 子猫の面倒を見てやって」

私は黙ってうなずいた 




彼は 寝ている子猫の頬に唇をそっと押し付けて
「バイバイ にゃんにゃん 元気でね」
と 小さな声で言った
子猫は何も知らず 眠っていた



「あの日のこと 最初は めちゃめちゃ腹がたったんだ
3日くらいはね・・・  だろ?」
彼は 無理に笑ったようにみえた



「でも 今考えると 俺 あんな彩花さんだから 
好きなのかもしんねぇ」
ちょっと さびしそうな顔でそう言うと 彼はドアを開けて出て行った







              (つづく)







昨日の少年プレミアム
今まで 中丸君ひとりをあんなに長くじっと見たことはなかった
整った顔 きちんとした話し方 好青年だと 思う
個性派揃いのKAT-TUNの中で自分の立ち位置を確立するのは
たいへんだったろう
自分はボイパーと決めて 5年間も技を磨き続けてきたこと
私って 熱しやすく醒めやすいタイプだから 尊敬してしまう


太一君と対談の後
「すっきりした」とみんなが言うというの分かる気がする
心の奥にあるもの引き出すのがうまいのかな
話したいけど上手く話せないこと
話したかったけど 機会がうまく見つけられなかったこと
すごく自然に話せるようにしている
だから 話した後 すっきりするのじゃないかな

いつか 仁君も留学の経緯話して欲しいな
何年後になってもいいから
そして メンバーに心配かけたことに対してコメントしてほしい
そして 何よりも仁君自身に すっきりして欲しい

少倶のkeep the faith ステキだった
みんな がしがし踊って
亀梨君のダンス かなりアレンジされてた?
後ろ向いて くねくねしたり
くるくるターン どうしてあんなにきまってるの
あぁ やっぱり踊ってるKAT-TUNが好きだわ
グランマニエ もうこの方が 普通になって
元に戻ると違和感あるかも・・・
ずっと このままでいて
仁君の「sweety」もすてき!
ひとりひとり 誰をアップにしても 魅せてくれる
やっぱりKAT-TUNが好きだ

Mラバは実際言った人のレポートでアンコールに
Crazy Love を歌ったと聞いていたので
on air されるかと思って 楽しみにしてたの
歌ってるところ見たかったわ


さて 「見えない約束」 も  vol 9になりました
部屋をでていったKAZUYA
残された彩花は・・・

みなさんにお許しいただける結末になるか
書きながら悩んでいます

つづきを読んでくださる方 お進みください








見えない約束

            Vol 9






ドアの閉まる音がして 私は彼が帰ったのを知った


「俺のこと どう思っているの?」
彼の言葉を頭の中で繰り返している


あなたは 私より はるかに年下の男の子
テレビに出ているアイドル
子猫を助けてあげただけの関係
食事を用意してあげて
それから それから・・・




心の奥の奥に目覚め始めていた感情には
気付かない振りをしなければいけなかった





 
もし あのまま 進んでいたら・・・
先のない未来 
2人とも傷つくだけだ
あなたは正しかったのよ
それでよかったのよ 
頭の中の声は 
すべて 私のあのとき私の判断が正しいことを告げていた

それなのに なぜか 心が揺れる 
正しいとか 正しくないとか
こうすべきだとか 
そんな風にしか考えられない自分が 邪魔だった
疎ましかった    
憎らしかった



しばらくして 部屋の電気がついた
眠っている子猫のおだやかな顔を見ながら
私はしずかに涙を流していた






ただ彼の笑顔を見ていたかっただけなのに
彼を守ってあげたかったのに
私が  彼を傷つけた
そのことが 私を傷つけていた





彼は もう2度と来ないだろう
もう 逢わない方がいいんだ

そう思うと安心した
どんな顔で彼に会えると言うのか
そんなふうに考えると彼が来ないと確信できることは
私にとって 嬉しいことに思えた
妙に心が落ち着いた


朝が過ぎ  気がついたら 日が沈んでいた
子猫がミルクを求めて 擦り寄ってくる
「にゃんにゃん ごめんね 忘れてたね」
子猫のあたたかい舌が 手のひらに心地良い



次の日は  いらいらした
「どうして 来ないのだろう」
心が彼でいっぱいになっていた
彼はちゃんと食事をしているのだろうか
何も食べずに一人で部屋にいるんじゃないのだろうか
来てほしくないと思っていたことなど忘れたかのように
顔を見せない彼が恨めしかった
こんなに心配させる彼が憎らしかった


もう考えたくなかった
洗濯機に洗うものを押し込んだ
しまっていた来客用の枕カバー シーツ 毛布
洗う必要のないものもすべて引っ張り出して洗って干した
何かをしていれば 考えなくてすむだろう
心から 頭から 彼を追い出したかった
そして 次は レンジを磨き 換気扇をはずし 
磨けるところすべてを磨いた
それでも 頭の中の彼を消すことはできない
次は 何をしよう
次は 何をしたら

私は ついに 彼を消そうとすることを諦めた
彼を忘れてしまうことはできない

もう1度彼に会いたい

そして・・・
彼に会って?

私はどうしたいの?

彼を傷つけたことを 今 謝る事は なおさら彼を傷つけてしまう
じゃあ 今さら 私に何ができるの



自分の感情に答えを出さないまま
彼に会い続けることは許されないの?
ずるい事なの?




 
もう一度 彼に会いたい
どうしても 彼の顔が見たい





玄関のチャイムが鳴った
彼のはずはないと思いながらも 
なぜか 彼だと確信している自分がいた





       (つづく)



今日は 市の図書館主催のゴスペルを聞きに行きました
一番前で聞けて すごく感激
生の魅力って 直接伝わってくる音 
表情 聞きに来ているみんなで作り上げる空気・・・

やっぱり KAT-TUN のコンサートも聴いてみたいな
と 思いました

歌っている人は 20代から40代くらいの男女で
声がすばらしい
とても魅力的な表情できらきらしていました

自分を表現できる場所があるってステキなことですね
一緒に行った友達と自分たちも何かやりたいね
と 熱くなりながら帰ってきました
幼稚園でママさんコーラスしたときのこと
懐かしく思い出しました
衣装を作ったり 振りを考えて練習したり楽しかったです


歌手や女優 男優というのは素晴らしい仕事ですね
自分を表現し 人を感動させることができる
亀梨君の仕事も そういう仕事なんだなと改めて感じました



さて 見えない約束 vol 8 です
KAZUYAとのゆったりとした時間が
いつまでも続いて欲しいと願ったいた彩花ですが・・・

続きを読んでくださる方は お進みください








見えない約束  vol 8



洗濯物を取り込んで 子猫にえさをやろうとしていたとき
空が暗くなり いきなり雨が降り出した
子猫が寝床代わりにしていた籐の籠の中を覗き込んだ
子猫の姿が見えない
「にゃんにゃん どこへいったの?」
あれから 子猫の名前を付けそびれていた
彼が「にゃんにゃんでいいだろ なんか可愛くね?」って言うので 
そのまま そう呼んでいたのだった
雨が強くなってきた
子猫は外に行ってしまったのだろうか

「雨だよ」彼の声だった
子猫を探しに行こうと玄関にいくと 彼が扉を背にして立っていた
「子猫がいなくなったの」
彼は 私の言葉を聞くと同時に外に走り出した
私も彼の後を追う
まだ傷も完全に治っているわけでもないのに
どこへいっちゃったんだろう
庭の茂み バケツの中 プランターの間 など 一つ一つ見てまわった
「にゃんにゃん 大丈夫?」と彼の声のする方を見ると
子猫は足に巻いた包帯が 茂みの木にかかって
巻きついて動けなくなっていた
猫の頭を彼は優しく撫でていた
そして 木に巻きついていた包帯をはずしていった

びしょ濡れの子猫はいつもより小さく見えていた
彼の腕の中で震えていた子猫を タオルでくるみ 
あたたかいミルクを飲ませて 毛布をしいた籠の中に寝かせた
子猫は安心したように籠の中で丸くなって 静かに眼を閉じた
「よかったね」と笑う彼を見ると 子猫と同じくらい濡れていた
窓の外は風も雨も強くなっていた
浴室の棚からタオルを取ってリビングに戻ろうとしたとき 
不意に部屋の電気が消えた


停電だった
そういえば 去年のクリスマスに使った蝋燭があったと 
キッチンの引き出しから蝋燭を探し出し マッチで火をつけた
青い炎が 壁に影を映し出し 長く長く揺らめいた
子猫のように濡れた彼 前髪から雫が ぽたりと落ちた
濡れた髪の間から 覗く瞳

「早く拭かなきゃ風邪ひいちゃうよ」
タオルを彼に渡そうと近づこうとしたとき 
彼の手が私の腕を掴んだ
タオルが床に落ち 慌てて拾おうとする私の両手はつかまれ 
強く引き寄せられた
「痛い」
彼は手を離さない
彼の濡れた白いシャツは彼の体の筋肉の形を強調していた
自分のブラウスも彼のと同じように胸に張り付いているのに気がついた
彼の目の中に蝋燭の青い炎が映っている
私は動けなくなった
私の頭の命令を私の体が聞こうとしない
彼は見たことのない男の顔をしていた
私は壁に追い詰められ 壁と彼の間でかろうじて立っていた
彼の瞳は私に迫る
彼の微かな息づかいが私の耳に届く
私の手は壁に強く押し付けられている
彼の私を押し付ける手の力がさらに強くなっていく
私は頭と体がばらばらに切り離されていくような気がした
いや 切り離されたかった 切り離してほしいと叫んでいた

彼の瞳は私の目の前に来ている
その瞳は私をはずさない 
あの透き通った茶色の瞳が私の目をまっすぐ射抜いていく
彼の瞳の中の炎は青白く燃えている
炎はさらに大きく青くなる
彼の手が動き始める


私は目を閉じることもできない
青い炎から 目をそらすことができない
頭の中に波の音が聞こえた
波の音はどんどん大きくなっていく
頭の中が波の音だけになる
このままこの波に呑まれてしまいたい
どこまでも流れて行きたい 
彼と2人ならどこまでも行ける
どんなに遠いところまでも
どんなに深いところまでも






「はなして」





誰が言ったのか
いったい誰がこの言葉を言ったのか私には分からなかった
一切の感情を押し殺したような静かなその声




それは私の口から出たものだった
彼は一歩私に詰め寄り 私の目を見つめたままだった
私の気持ちを確かめるように私の目をじっとみつめていた
やがて 彼は ゆっくり手を離した
長い睫毛に覆われた目
睫毛が微かに揺れるのが見えた
彼の手はからだの両端に垂れていた
剃刀の刃のような目が私を見ていた

落ちていたタオルを彼に渡そうとしたとき
「近づくな」
冷たい鋼のような彼の声に跳ね返された
「俺のこと どう思っているの」
彼の声はさらに冷たく迫ってきた
私は答えられない


次の瞬間
彼の瞳は一切の感情を閉ざしていた
ただガラス球のようだった
 



彼は一度も振り向かずに帰っていった



         (つづく)





昨日のカートゥンKAT-TUN
中村 中さんの穏やかで柔らかい笑顔の中の
凛とした美しさに惹かれました
何かを秘めた人 何かを抱えている人に惹かれてしまいます

亀梨君のファンになったのも
彼が何かの歌番組で真剣に質問に答えている姿を見たからでした
その後 おしゃれイズムや少倶プレミアムでの話の中で
彼がここまで来る間の葛藤や苦悩を知ることによって
今まで思っていた外観から受ける軽いヤツというイメージと
彼の内面にあるまっすぐさの大きなギャップにやられてしまいました

カツカツは好きですね
今まで知らなかった人や 苦手意識があった人の
人間的魅力に気付かせてくれます

今日の亀梨君は落ち着いた感じでしたね
「一番好きな人とは結婚できないのか」
と言っていたけれど
私はやっぱり一番好きな人と結婚したと思っています
ただ 一等賞を続けていくのは難しいですよね
結婚って 私の一番でいて あなたの一番にして
というものとちょっと違うと思う
番外というか 
誰かと比べたり どっちが多く思ってるとかという視点とは違う
許し合う関係? 

今日の亀梨君は 少し大人っぽく
私の物語の「彼」は もう少し 若いイメージだなと思いました
私の「彼」は 19歳から20歳くらいの亀梨君になっているみたい
最初の子猫のシーンが 
そのくらいの年齢の感じだったからかもしれません
最初はそんなつもりなかったのに 今読んでみると
少年の部分が多く残っている「彼」になっていました
自分でも知らないうちに物語のイメージはできていくんですね

物語の続き 少し迷っていました
ここまで割りとさらっと書けていたのに
一度迷いだすと先に進めなくなりました
2パターン考えて どちらがいいのか1日迷いました
重くなりすぎないように気をつけているのですが・・・


それでは vol 7 です
続きを読んでくださる方はお進みください





       見えない約束

Vol 7 いつまでも




その日 彼は たくさんの食料品を詰め込んだスーパーの袋を2つ
両手に持ってやって来た
「いつも作って貰ってるから 今日は俺が作るよ」
「えっ 料理なんてできるの?」

彼は 鼻歌まじりで 上機嫌だ
「ねぇ 買い物なんてして 平気なの?」
人気のアイドル歌手なのに スーパーで買い物?
「大丈夫だよ サングラスと帽子があるから」
って 言うけど その方が もっと目立ってること
自覚してないのが可笑しくて 笑ってしまう
「誰かに 見つからなかったの?」
「大丈夫だけど オバタリアンにじろじろ見られた」
「オバタリアン?」
彼は まさに私がオバタリアンにあたるべき存在だと気付かないし
自分が失言したことにすら 気付いていない
彼の包丁を持つ手つきは 少し危なっかしいが 
器用に人参や玉葱を 切っていく
みじん切りといってるのは 角切りに近いけど 
それは黙っていてあげる
「今日は 俺が作るから 彩花さんは そっちで座ってて」
「絶対 手伝っちゃだめだよ」
と 言って 無理やり座らせられる

男の人が料理するところ こんなふうに見るのって初めて
なんだか幸せな気分
彼は私のエプロンをつけて 髪を少し後ろに束ねている
耳から顎の線がとても綺麗だ
彼の首は前から見ているとがっちりしてるのに
斜めの角度からみると 女の人のように華奢で美しい
鼻歌を続けながら フライパンの中味を混ぜている
真正面から見るのは 気恥ずかしくて
彼の顔を こんなにまっすぐに 見たことはなかった

通った鼻筋 切れ長な目
柔らかく首にまとわり付く茶色の髪の毛
なにげないTシャツに見えるけど
襟ぐりの開きの大きさも計算されているかのようで
鎖骨にかかる銀色のチェーンの先のどくろが 艶に揺れている
さすがアイドルといわれているだけあって
立っているだけでも絵になる

もし 亜梨沙が「自分の彼」として 彼を連れてきたら
「だめよ ちゃらちゃらしてて 信用できそうにないわ」
と 受け入れられないオコトの子のタイプそのものだ
なのに 私と彼が ここに こうして2人でいる
私は ひとり笑ってしまう

華やかな世界に住む彼の持つすごく危険な匂いと裏腹に 
彼の心の中の奥深くにあるまっすぐな誠実さに 
私は 惹かれている
いや そのどちらにも 惹かれているのというのが
ほんとうの気持ちかもしれない

「なに?」
私の視線に気付いたのか
どうしたのという表情で 彼は溶けるような笑顔を私に向ける

「醤油  どこかな?」
と言ったり
「あっ やべっ ちょっと 塩入れすぎちゃったぁ」
と 彼が言うたびに 私が立ち上がりそうになるのを
「だめだよ 座ってて」と 無理に座らせられる

「さあ できた」
と 彼が運んできたのは チャーハンとスープだった
「ね うまいだろ?」
と 味見もぜずに自信満々に言ってる彼
でも、私の顔を心配そうにのぞきこんでいて
言葉とは反対に自信なさそうなのが面白い
「うん おいしいよ」 と言うと 
「うまいにきまってるだろ」
と 安心して やっと自分も食べ始める
「うん うまい!」と 満足そう 
 
「スープも飲んでみて」
彼は ますます自信満々だ
「うっ ちょっと 辛い・・・でも おいしいよ」
私が 慰めるように言うと 自分も飲んでみて
「わぁ~ 辛い」
と 急にしょげるのが可愛い
「もう 捨てちゃえ」
と 彼は半分自棄になって スープを流そうとしている
「だめだめ 捨てちゃもったいないわ」
と お鍋にスープをもどして 葱をみじん切りにして入れ
卵を解きほぐし スープに流し込み 手早くかき混ぜ 
かきたま風スープに仕上げる
「ねっ」
スープンで味見した彼は 驚いたような顔で
「あれっ 辛くないよ うめえっ」
と 感心して 私を見ている
「へえっ さすがぁ~」
と 彼に言われるのが 単純に嬉しい

一緒に片づけをしながら 彼が聞いた
「旦那さんは 料理しないの?」
そう言えば 夫はほとんど料理をしない
よく考えれば
夫が台所に入るのに抵抗のあるのは自分の方だったかも
男はこうあるべき・・・
女は こうするもの・・・
「女と男は 平等よ」
娘には いつもそう言って育てていたのに
一番こだわっていたのは 自分かもしれない

彼といると 彼の自由すぎる感覚に振り回されながらも
男だとか 女だとか 年齢がどうだとか
今まで私が縛られてた常識やこだわりを気にしないでいられる


食後に ケーキを食べようと 冷蔵庫から
焼いておいたスポンジと 生クリームを取り出した
「俺に やらせて」
と スポンジに生クリームを搾り出していく彼の表情は
粘土遊びに夢中になっている子どものようだ
手に付いたクリームを舐めながら格闘している
けっこう器用で 思ったより 綺麗に飾り付けられている
イチゴを乗せながら
「俺 歌手辞めても ケーキ屋になれるかも」
なんて 調子のいいこといいながら クリームを舐めている

私は気付いた
甘いケーキは彼と食べるともっと甘くなる

座ったままで 何気ないことを話す
舞台裏での メンバーのことや 収録の合間の様子
今日はご機嫌でいつも話さないような 
こまごましたことも話してくれる
今まで 彼から 仕事の愚痴を聞いたことがない
1時間くらい 黙って怖い顔をしたままソファーに座っていることは
あっても 詳しいことは何も話さない
私は 黙って お茶を入れたり 食事の用意をしたりするだけ
そんな彼の強さに惹かれながらも 
彼の弱さを受け止めてあげたい気持ちになる

 
お茶の後片付けを終えて ソファーを見ると
子猫と遊んでいた彼がいつのまにか 子猫と一緒に眠っている
膝に子猫を乗せたまま 身体が斜めに傾いている
額にかかった柔らかい髪
彼の閉じた目は びっしりと睫毛に覆われていて
穏やかな表情で 静かな寝息さえ聞こえてくる
少しゆるんだ口元 その下にあるほくろ
唇が少し開いている

美しい でも どこかこわれそうな繊細さをふくんだ寝顔
いくつもの苦しみや悩みも 
そのおだやかな寝顔の下に秘められてるにちがいない
それらを見せずに きらきらしたステージで 踊り歌う彼
私に笑顔を向ける彼

そして 彼は 今 穏やかに眠っている
私のすぐそばで
幼子のように
このときを 守ってあげたい
そして 私もこのときがいつまでも続いてほしいと願う
このまま彼を見ていたい

いつまでも・・・・・
許されるときまで・・・・・・










            (つづく)










「見えない約束 vol 6」です

昨日は ちょっとシリアスになってしまったでしょうか
今日は ロマンチックにいきたいのですが・・・・・

続きを読んでくださる方は お進みください 






       見えない約束

vol 6    date



彼とデート?
彼はひとこともそんなこと言ってない
 
私は混乱していた

「不規則な食事をしている男の子にご飯を食べさせてあげている」
今までは 彼と会うことに対して そう自分を納得させていた

でも 今日は 自分にどう言えばいいの?

彼と 家の外へ 出かける
年下の彼と?
アイドルの彼と?
彼と出かける理由が見つからない
自分を納得させる言い訳が見つからない
考えすぎて 考えることに疲れてしまった

「彼と一緒に出かけてみたい それだけでいいじゃない」

決心すると 私は娘の部屋に入って クローゼットを開けた
娘が置いていった服の中から一番地味に見えるワンピースを取り出し
身体に当ててみた
鏡に映った顔は どう見ても彼とは不釣合いだ
「何してるんだろう 私」
わたしは 苦笑した 
自分の服の中から 落ち着いたベージュのアンサンブルを
着ることにした
それに黒のパンツを合わせた

夜になるのは 遅かった
でも いざ夜になってみると
昼などなかったかのように感じるくらい 早かった

彼は車で迎えに来た
彼の運転はとても上手で 
私は 安心してシートにもたれかかってゆったりしていた
流れてくる音楽は 彼のグループの新曲のようだ
テンポのいい 乗りやすい曲
ビッグなアーティストが作ったらしい
彼は聞かれたことには答えるけれど
仕事のことについては 自分からほとんど話さない
続けて ラブソングが流れてきた
歌う彼の声は かすれながら甘く響く 
私の心にできていたちいさな傷に沁みていく
傷の隙間を暖かく埋めていく

 
「俺 夜の遊園地 すげぇ好きなんだ」

パーキングに停めた車を離れるとき
彼はサングラスをかけ 帽子を深く被った

夜の遊園地は
子どもたちの元気な声に満ちている昼の遊園地とは
別の顔を見せていた 
ここが現実の世界であることを忘れさせてくれる特別の場所

遊園地なんて 何年ぶりだろう

彼は私にも 帽子とサングラスを手渡し
「早く」と促す
えっ 2人でこんな格好してちゃ 余計に目立たない?
そう思いながらも 自分がドラマの主人公になったみたいで
すごく楽しい


入り口を抜けて 人目も気にせずに まっすぐまっすぐ走っていく
「遊園地っていえば 観覧車だろ」
彼はそう言って いきなり私の手を掴む
彼と繋いだ手
そこからドキドキが広がっていく
あまりドキドキが大きくなりすぎて
彼に聞こえてしまうんじゃないかと心配になる

夜の観覧車
恋人たちのデートの場所
でも 私には なにか居心地の悪い場所
私がこんなところに座っていていいのだろうか
ましてや彼と向かい合わせに座るなんて
私のそんな気持ちにはお構いなしに
彼は サングラスを取って 観覧車から見える景色を見つめている

「これ 俺からのプレゼント」
彼は嬉しそうに笑う
「この夜景だよ 綺麗だろう」
「彩花さんに 見せてあげたいなと思ってさ」
「昼の景色と全然違うんだ
同じ場所でもさ 時間によって 見え方って変わるよね
それって ちょっと すげぇ~って 思わねぇ
同じものでも 見る時間 や そのときの気持ち
誰と見るかによって ぜんぜん違うって 不思議じゃね?」
最後の 「誰と」って言ったとき
私を チラッと見たような気がするのは 気のせいだよね

彼って ほんとうに 不思議
子猫とじゃれたり 変な替え歌を歌ったり 
好き嫌いを言って甘えたりしたかと思うと
ときどき すごく意味が深いひとことを言ったりする

今の彼は 夜景を見つめている
少しさびしそうな顔をして
無性に彼を抱きしめてあげたい気持ちになる

子猫と遊ぶ無邪気な彼
ときどき大人びた不思議な言葉を 口にする彼

彼は子どもと大人の間で 漂っている気がする
弱さと強さ
柔らかさと堅さ
穏やかさと激しさ
まるで正反対の二つの世界の間で揺れている彼
美しい けれども なにか儚げで壊れてしまいそう
私は 公園の前で会った あの日から 
この危うさに惹かれていたのかもしれない
私は彼がいとしくてたまらない
彼を守ってあげたい
何ものからも 傷つかないように



彼を 男の子としてでもなく 男の人としてでもなく
彼自身として 見ていたい
私は 彼の目の中の夜景を 見つめていた




「kissしよっか」
いきなり彼が切り出した
彼の顔は笑っていない
私をまっすぐ見ている
彼の顔が迫ってくる
彼は私をじっと見つめたままで
どんどん近づいてくる
深い海の底のような瞳
どこまでも どこまでも深い
彼の瞳に吸い込まれていきそう
深い深い 底の底まで・・・・・



「なぁ~んてっ」
と 言うと 彼は飛び切りの笑顔になっている
私は 一瞬 自分を見失っていたことに気付き
どう取り繕えばいいかで 頭がいっぱいになる
面白そうにしている彼が恨めしい

「だって 観覧車っていえば kissでしょ」
「今からでも間に合うよ する?」
と まだまだ 面白がっている
自分が誘えば 絶対 断わる女はいないとでもいうような
自信満々な態度がにくらしい

「kissくらいなによ ・・・ 」
と 無理して言う自分の声が震えていないか不安なのも
動揺してる自分も 腹立たしい
彼は私の言葉など 無視して にやにやして 私を眺めている
どうして彼の前だと 女の子のような気持ちになってしまうの



彼はやさしい言葉を 口にすることはない
それどころか いつも からかってばかり
私の気持ちが落ち込んでいるときに わざと困らせるようなことを言う
でも それが 彼の優しさだと もうとっくに気がついている

彼が 私を励まそうと お気に入りの場所へつれてきてくれた
その優しさが 私をいっぱいに包んでいる



帰りの車の中は なぜか 2人とも無言だった
彼のCDの曲だけが 耳に聞こえていた




        (つづく)







今朝のズームイン 亀梨君 可愛かったですね
「亀 かっこいいやん」
と いつもは 亀梨君に辛口の娘からOK出ました
(いつのように 上から目線ですが)
メンバー6人が 楽しそうでこちらまで嬉しくなりました
LA話も完全にネタになっていて
「昨年」は完全に過去になったと感じました
ほんとに 6人は乗り越えたんだね
このごろのKAT-TUN 安心して楽しめます
やっぱり 私は
6人のKAT-TUNにいる亀梨君が好きなんだと実感しました

TVの可愛い亀梨君 見たとたん 
自分の物語の「彼」といきなり重なって「どきっ」としてしまいました
このごろ 変な感覚になっていて 今日も職場から帰ろうとしたとき
物語の「彼」が自分のうちに来るような錯覚を感じました
「今日は 彼 来るかしら?」みたいな・・・
ちょっとヤバイ状態です
物語に入り込みすぎて 私の作ったファンタジー和也が
家のリビングに座っていそうです

見えない約束 vol 5 ついに物語は中盤を迎え 
テーマに近づいていきます
続きを読んでくださる方は お進みください



     見えない約束

vol 5  開いた箱
  


その日 私は勤務先の店にいた
そして 一客のティーカップが入荷しているのを見つけた
白地に濃い藍色で小さな花のモチーフが描かれているカップ
それは 私がかつて商品化しようとしていた女性作家の作品だった
そのときは価格の設定に無理があり 企画を見送ったのだった
「いいでしょう 先月やっと商品化されたんですよ」
何も知らない後輩が私に教えてくれた
白と藍のバランスが絶妙で ほんとに好きな作品だった
今は シリーズ化されているらしい
私は いつまでもカップを見つめていた

ウィンドウの向こうに視線を感じた
彼だった
なにかを探るような瞳で私を見ていたが
私が彼に気がついたのに気付くと やわらかく笑った

「どうしたの?」
「通りかかったら 彩花さんが見えたんだ」
「ここで 働いていたんだね」
「俺 この辺たまに通るんだけど 今まで気付かなかったな」

今の私を見ていたの?
彼に見られたくなかった
このティーカップを見ていた私を

「じゃ 仕事の途中だから 行くね」
彼は 帰っていった





何日かして 彼はまた 家に やって来た
「歌手だったのね」 私が言うと
「ばれちゃった」と言って笑った
いたずらが見つかったときの子どものようだった
「けど そんなこと関係ないよ。俺は俺だもん 変わりないだろ」
きっぱり そう言い切ると
「にゃんにゃん 元気になったなぁ にゃんにゃん」と
溶けるような笑顔で子猫を抱き上げ 尖らせた唇を 子猫に寄せていく
彼が頬を強くこすりつけるので 子猫はちょっと困ったように
「にゃお」と逃げ出した
子猫と彼 どっちが甘えているのか分からない

彼は包みを取り出した
私の勤めている店の包装紙だった
深い藍色のリボンが十字にかけられていた
「開けてみて」
彼の言葉に促されて リボンの端をゆっくり引っ張ると
するすると結び目が解けていった
蓋を開けると あのティーカップが出てきた
白と藍色のあのカップ
海の底のような藍色の深さが好きだった

「どうしてこれを・・・」私は尋ねた
「店に寄ったとき じっと見ていたから」
やっぱり彼はあのときの私を見ていたんだ
十数年たって 作家として活躍する彼女と 今の私との大きな隔たり
カップを見たとき感じた どうしようもない焦燥感
私は彼女に置いてきぼりを食ったような気がしていた
私だけを置いてみんなは進むべき道を見つけた
いつまでも 同じところにいるしかない私
彼女は作品を残す
私は・・・料理したり洗濯したり掃除したり 
毎日 一生懸命頑張ってきたつもりだったのに
気がついたら 形に残るものは何もなく 一人でここにいた
娘も夫も 進むべき道を持っている
作り上げ 残していくものもある
けれど 私は何も持たずに 一人でここにいる

白と藍のカップの入ったこの箱は 
心の奥にしまいこんでいた
小さな気持ちの詰まった箱だったのかもしれない
一旦 開いてしまったら 
もう中味を元に戻すことのできない感情の詰まった箱
この箱は 絶対に 開けたくなかった
その存在すら忘れていたかった
気付かない振りをして 過ごしていたかった


 
涙が 頬を伝った
静かに静かに 流れていく
彼は 黙って私を見つめている
彼は 静かに私の頭を撫でた
私は 彼の胸に顔をうずめていた
彼の心臓の音がする
彼の甘い香が私を包んでいく
私の言葉にできない気持ちを彼が受け止めてくれる
彼は何も聞かない
ただ 抱きしめてくれる
彼の暖かさが私のこわばった心をゆっくりあたためていく
彼の手が私の背中を撫でる感触が心地良く心を静めていく




しばらくして 彼から離れた私は 急速に意識がはっきりしてきた
はっきりすればするほど 恥ずかしさが増していく
随分年下の彼にこんな姿を見せてしまうなんて
いったい私どうなってしまったんだろう
彼の面倒をみていたのは私のはずだったのに
人に感情を見せることは苦手だったのに
自分をどう扱っていいのか分からなくて 顔が上げられない



「美味しい紅茶 飲みたいな」
彼がわざと 明るい声で甘えるように言った
「せっかく ペアカップ持ってきたのに 早く飲ませろよ」
重く沈んだ空気を破るように 
わざと乱暴に言う彼の優しさに気付いてしまう

「そうそう この間 すごくおいしいの見つけたの」
私も わざと元気な声で応えた


私たちはしばらく何も言わずお茶を飲んでいた
私はうつむいたままだったけれど 
彼が心配そうに見つめているのが分かる
カップを見ていた私の気持ちを 彼に話した
「私は 十年以上の間 何をしていたのかな」
私は 小さな声で言った
彼は静かに私を見つめたままだった

「目に見えることだけが 大切なのかな」
「目には見えない大切なことって 俺はあると思う」

彼はそれ以上説明しようとしない
半分 分かるような 半分 わからないようなそんな言葉だったけど
彼の確信を持ったようなはっきりした言葉は 
なぜか 私の心を落ち着かせていった


「明日の夜 8時頃 迎えに来るから」
彼は そう言って帰っていった





運命って信じますか

運命ってあると思う
人に限ってじゃなく
物、本、ドラマ、映画、歌
刺激を受けるものや 興味をそそられるもの
気になるもの 好きだと思えるもの
すべてとの出会いが 運命だと思う

亀梨君と出会い ファンになり
ブログを始め、物語を書き始めた
すべてが  私になにかを与えてくれるものだと思う
運命は変えられない
出会いは変えられない
でも、出会った後 その出会いをどうしていくかは
その人次第
何かの本に書いてあった
江原さんの本だったかもしれない

亀梨君との出会い ブログとの出会い
まだ始まったばかりだけど
何かわくわくするものを運んでくれそうな気がする


さて 「見えない約束   vol 4 」 「運命」という小題をつけました

今回は物語はさらに展開を見せます

コメントを下さる方々 ありがとうございます
すごく励みになります


では  つづきを読もうと思ってくださる方は お進みください





        
   見えない約束

vol 4    運命




私自身・・・?


私は ショーウィンドウの前に立っていた
「村山さん お願いします」
私は コーヒーカップやソーサーを ウィンドウに飾っていく
商品の仕入れも任されていたんだったと
十数年前 正社員として仕事をしていたときの自分を思い出した
自分が仕入れたカップを買っていくお客さんの嬉しそうな顔を見るとき 
なんともいえない充実感を感じたものだった

娘が2歳になったとき 一旦 この仕事を辞めた
決めたのは自分だ
娘は病気がちだったので 
仕事中の保育園からの呼び出しはいつものことだった
母親である自分の人生を生きよう
そう決心した
夫は 私の考えに賛成だった

前の上司から声をかけられ パートとして同じ職場に戻ったのは 
娘が中学生になったときだった
後輩は 自分を立ててくれるし 上司も ある程度のことは任せてくれる
それなりのやりがいはあった
けれど あのまま仕事を続けていた同僚の仕事に比べれば
自分の仕事はパートとしての域を出ていないのは
自分が一番知っている





その夜も 彼は来ていた
「あれっ これって」
彼は 私の財布を手にしていた
たまたまダイニングのテーブルの上に置き忘れていたのだ
「あのときの女の人 彩花さんだったんだ」
それは あの時コンビニで持っていた財布だった
白と黒の幾何学模様の斬新なデザインが気に入っていて
2年くらい使っているものだった

この財布を覚えていてくれたの?
「かわったデザインだったから ちょっといいなと思って」
私の顔を見ながら 彼は付け足した
「それに 彩花さんと 前にどこかで会ったことあるような気が
ずっとしていたんだよね」
と彼は納得したように ひとりうなずいている 
けれど すぐまた 怪訝そうにして
「ねぇ でも コンビニで会う前にもどこかで会ってない?」
「コンビニでお金を払ってくれたとき 
あれっ この人会った事あるって気がしたんだよね」
「ね 前にも 会ってるよね どこでだったろう」
と 考えている

海に続く公園の前で 子猫に話しかけていた彼を見ていたこと
なぜか 自分だけの秘密にしておきたくて 嘘をついた
「いいえ 他では会ってないわ コンビニが初めてだと思うわ」
私は答えた
「ふうん おかしいな なんかそう感じたのにな」
「でもさ 2度も会うなんて 運命じゃね?」
と 自分の考えが気に入った様子だ

「運命?うん? ドラマみたい?」
彼は続けた
「コンビニで お金が足りなくなった男は・・・ 
ある女の人に助けてもらう・・・」
「次に 再会して 今度は子猫を助けてもらうんだ・・・」

キッチンで食事の片づけをしてる私をよそに
ドラマ作りに夢中になって ひとりで盛り上がっている
彼の顔はここから見えないけど 嬉しそうな様子は声で分かる

「ね ドラマみたいだろ」
彼は 楽しそうに どんどんドラマを進めていく
「そして それから 男はその人妻の家に通うようになる・・・」
「人妻」と言ったところで 彼の声音が変わったような気がした

「ちょっと このドラマ よくね 人妻と若い男って ちょっと危険じゃね
う~ん このドラマの続きかぁ」
まるで ひとごとのように ドラマにしてしまっている
「ねぇ ねぇ ねぇ このドラマの2人って これからどうなると思う?」
ダイニングの椅子から彼が立ち上がる音がした 

「旦那さんはね 出張中なんだよね」
彼の声はますます嬉しそうになっている
もしかして 彼 どんどん私の方に近づいてきている?

「ね ね 2人はさぁ・・・」
と 気が付いたときには お皿を洗っている私の後ろまで来ていた
彼の声が耳に直接かかりそうで 立っているのがやっと
振り向いたら彼に触れてしまいそうで 
私はかろうじて 彼の脇をすり抜けた

「そんなところに立ってたら 邪魔 邪魔」 
「お茶入れるから 向こうに座ってて」
私は平気を装って わざと邪険に突っぱねた
ドキドキが彼に 読まれてないよね


「俺 お茶 いらね」
彼はつまらなそうに ソファーに座り
唇を尖らせて 拗ねたようにしている
クッションに顎を乗せて こちらを上目遣いで見ている

拗ねている彼が たまらなく可愛い
ドキドキさせられることが 少しずつ楽しくなっている


彼が言ってるのは 彼の作ったドラマのこと
自分たちとは 関係のない話として聞こうとしている
ほんとうは 考えなくてはいけないことを
深く考えることから逃げようとしていた
自分でも意識してないところで・・・


「私たち 2回 続けて 会っただけだわ 
運命なんて そんな大層なことじゃない ただの偶然よ」
私は さりげなく答えたが 心では反対のことを考えていた

会ったのは 2回じゃなくて 3回なのよ 本当に運命かも
でも それって それって どんな運命なの? 








それから何日か経った ある日
何気なくTVを見ていた私は画面の前から動けなくなった

きらきらしたライトを浴びながら 
歌っている男の子
華やかな衣装に包まれて
軽やかにターンし 扇情的に腰を回しながら踊っている
若い女の子の嬌声の中
誘うような表情がアップになる
自分をどう見せればいいか知りすぎている笑顔
口の端を持ち上げ派手にウインクする
画面の向こうの何人の女性を誘っているのだろう

そのとき 一瞬 あの瞳が映し出される
透き通った茶色の瞳
「彼なの?」
確かに彼だ

どんなに 悪ぶって 格好つけてみせても
一瞬見せる あの澄んだ瞳
彼に間違いない

コンビニで見たモデル風の彼はこの彼だったんだ
こんなに華やかな世界に住んでる男の子だったんだ

近くの書店で 片っ端から雑誌を読んでみて
彼が KAZUYAという名前で
アイドルグループの一人だということを知った
どの雑誌にも取り上げられており 何冊かは表紙になっていた
彼が こんな世界の人だったなんて

帰り道 なんともいえない寂しさが襲ってきた
彼がいきなり遠いところへ行ったような気がした
でも どうして私がこんな気持ちにならないといけないの?
だって 最初から ただ 子猫を助けてあげただけの関係じゃない
それ以上 なんでもないよね
そのとき 自分の中に知らないうちに
彼の存在が入り込んでいたことに気付き 
なぜか 慌てた
困惑した自分に気付き もう一度困惑した

彼が誰であっても関係ない
もともと たいした関係じゃないじゃない
言い聞かせながら 歩いた 
自分が家に着いていたことにも気付いていなかった



        (つづく)


評判のP誌もD誌もチェックできていません
仕事のない日に 家から出るのが辛い
寒いのが嫌いなんです
まぁ チェックしに行った後 お持ち帰りになるのも
別の意味で 辛いですね  


「見えない約束 vol 3」になりました
少し重いテーマになってるのかもしれません
書いていると 時間はあっという間に過ぎています
一応最終話まで書いてみました
多分 10話ぐらいになると思います
まだ まだ 少しずつ手を入れながら 
アップしていきたいと思います


では 

 


     
       見えない約束   vol 3



あれから 彼は 何度か 子猫を見にやってきた
あるときは 朝早く あるときは 夜遅く
あるときは 昼間に

彼は何をしている人なんだろう
大学生?
なぜか 彼の醸し出す雰囲気は 
私の住んでいる世界と違うところから来ている気がする

ある晩 遅い時間に来た彼は 珍しく疲れているようだった
「今日さ とっても忙しくて何にも食べてないんだ お腹減ったぁ」
とソファーに倒れこんでクッションを抱えている
そして 甘えた子どものような目で空腹を訴えかける

「カレーしかないけど」
私は 冷凍庫に作り置きしたカレーがあったのに気付いた
ルーから手作りし 大量の玉葱を根気よく炒め 
ココナッツミルクを使ったチキンカレーだった
「上手い! 俺 カレー大好きなんだよね」と言いながら 
彼は美味しそうに食べた
「美味しい」という一言は 
作った人をこんなにもあたたかい気持ちにさせるのだろうか
亜梨沙が小さい頃は 「美味しいね」と言いながら 3人で食べたね
いつからだろう ばらばらで食べるようになったのは
それぞれの生活がすれ違いになって顔を合わせる時間も減っていった
最後に親子3人で揃って食べたのは いつだったろう

「ごちそうさま ほんとに美味しかった
やっぱり 料理上手な女の人っていいな 」
彼は 子どものように自分のおなかに手を当てると
満足そうにつぶやいた
「結婚するなら 料理上手な人がいいよね」
お世辞と分かっていても 甘い言葉は耳に心地良い
「そして ちょっと セクシィ~♪」
「えっ」
「だって それって 大切でしょ?」
彼は嬉しそうに笑った
私の反応を楽しんでいるようだ
「昼はエプロンが似合って 
夜はすっごぉいネグリジェなんかが似合うって最高じゃね?」
「すっごぉい」というところで ますます嬉しそうな顔になって
わざと 顔を覗き込んでくる
「すっごぉ~い 透けてるとか」
どんどん調子に乗っている
そして ますます 私の顔を見ている
自分が着ている姿を見られているわけでもないのに どぎまぎして困る
どこまでが 本気か冗談か分からない
けれど 彼のペースに乗せられ 
翻弄されることがいやではないのが不思議だった

彼が帰った後 いつもは面倒な片づけさえ楽しくなっていた
 
それから彼は 来るたびに軽い食事をしていくようになった
「お腹すいたよぉ 何か食べさせてよ」
「こんなに遅くまで食べていなかったの」
とか
「今日は何もないわよ」
「もう いつもなんだから」
そう言いながら 彼のために用意したり 彼の食べる顔を見るのは 
いつのまにか私の楽しみになっていた
 
彼は何が好きだろうと考えてる私
気がつけば料理の本をめくっている私
テレビの料理番組を見て メモをとる私

自分では気付かない振りをしているけど
ほんとは気付いている
彼が来るのを 待っている自分がいるということ


彼がいつ来てもいいように冷凍庫の中は
作り置きの料理でいっぱいになっていた
彼はいつも「うめぇっ」と言って 美味しそうに食べる
皿の上に残されたプチトマトが1個
ハンバーグの付け合せのサラダにいれたプチトマト
「俺 トマトは駄目なんだ」と 何故かきっぱり偉そうに言う彼に
「食べなきゃ 駄目よ 栄養あるのよ リコピンたっぷりよ」
ちょっと お説教するように言うのも楽しい
「リコピン?」
「リコピン リコピン  リコピィ~ン♪」
嬉しそうに 変な節をつけて歌っている彼が たまらなく可愛い
私はお皿に残っていたトマトを口に入れた
トマトってこんなに甘かったけ

私はひとり考えている
彼は一人暮らしに違いない
食事が不自由な彼に 食事を作ってあげているだけ
ほら そうそう お母さん代わりだよね
誰に弁解する必要もないのに 自分に弁解をする私
けれど 自分で言っておきながら
「お母さん」って言葉が 
喉の奥に引っかかるような気がするのはどうしてなんだろう

そのとき 彼が突然聞いてきた
「そういえばさぁ 俺 ずっと 聞こうと思ってたんだけど
名前聞いてなかったんだよね どう呼べばいいのかなぁ」
「村山よ」

村山さん 村山さんの奥さん 亜梨沙ちゃんのおかあさん
今まで ずっと そう呼ばれてきた
そして それはごく自然のことだった

「それは知ってるよ 家を探すとき分かったから」  
「名前だよ」
「名前?・・・・・彩花よ」
「彩花さん・・・」


「彩花さん」
そうだ 私は 彩花なんだ 
村山さんの奥さんでも亜梨沙ちゃんのママでもない私自身
じゃあ 私自身って? ・・・
私の中に眠っていた小さな疑問を呼び起こしたのは
彼の何気ない一言だった





   (つづく)

昨日は夫の誕生日でした
夜仕事があって 食事も手を掛けることができなかったので
今日は ビーフシチューを作り ケーキを焼きました
生クリームと苺を飾りました
店の物のようにスポンジがふんわりとはしてないけれど
ざっくりした素朴な味が私は結構好きです

夫が この1年健康でいられたことに感謝したいです
甘い言葉をいってくれるわけではないけれど
夫から 信頼され 尊重されていると思えることは しあわせです

私が亀梨君のファンでいることも
けっして喜んではいないと思うけど 傍観していてくれます
まぁ ときどき厭味は言うけどね
「テンションあげるぞぉ」
と毎朝 「Keep the faith」を聴く妻を許してくれて ありがとう

実家の母は
「あなたに合う人はそうそういないから 
(出会わせてくれた)神様に感謝しないとね」 と 言うんですよ
ときどきは もう少しプラスαが欲しいと思うけど
やっぱり 贅沢ですか・・・




昨日の「つづき」を読んでもいいよと言う方は お進みください
「見えない約束」という題名にしてみました
書くことの楽しさと苦しさに直面しているところです









        見えない約束 
            vol 2    ロールケーキ




その日はどんよりと曇っていた
買い物に行く途中 あの公園の前を通った
それはいつもの店へ行く通り道だ
私は車を運転していた
いきなり雨がぱらぱらと降ってきた
ワイパーの間から 道の端に うずくまる人影が見えた
「彼」だった
車を停めて 近づくと 彼が何かを抱えている
あのときの子猫だ

「猫が 車に轢かれちゃった」
心細そうな彼の声がして 彼の腕の中には
ぐったりして目を閉じている子猫が抱かれていた
そのとき 大きな派手な車から降りた男の人が近づいてきて 
困惑した顔で彼に言った
「時間がないですよ」
「わかってる」
彼はびっくりするほど大きい声で不機嫌そうに答えた
そして 彼は 私の顔を見て言った
「この猫を助けて」
泣き出さんばかりの顔だ
髪が額に張り付いて その間から目が覗いている
透き通る茶色のあの瞳だ
私は その瞳を見たとたんにうなずいていた
彼は 紙切れに何かを書くと私に押し付けるようにしたかと思うと
脇にいた男に促されたように車に乗せられ つれていかれる
車は彼が乗るのを待っていたように走り出した

私は子猫を近くの動物病院に連れて行くことにした
幸い 後ろ足の怪我と骨折だった
ポケットに入れた手に何かが触れた
彼に手渡された紙切れだった
数字が書かれてある
多分携帯の番号だろう
彼の番号?
彼の心配そうな顔が浮かんできた
やっぱり 大丈夫だったことを知らせるべきだろうと思い
私は番号を押した
留守番電話になっていた
きっと 彼は子猫の怪我の状況を知りたいだろうと思って
子猫の無事だけを伝言しておいた



子猫は日に日に元気になった
甘えたり じゃれ付いたり
娘がいなくなってぽっかり空いていた私の心の隙間に
子猫はするりと入り込んでいた

ピンポーンと 玄関のチャイムが鳴った
誰だろうと 子猫を抱えたまま 玄関の扉を開ける
彼がそこに立っていた
なぜ 彼が
私の疑問など無視したように 
彼はいきなり私の手から子猫を取り上げる
そして 子猫を抱えて頬擦りした
「元気になってよかったね にゃんにゃん」

なぜ ここが分かったの?
私に考える時間を与えないで 彼は 小さい箱を差し出した
「ここの ロールケーキ 美味しいんだ」
有名なケーキ屋さんの箱で
予約しないと買えないと聞いていた店のものだった
「お礼だよ」
「でも、俺も食べたいな 2人で食べた方が旨くね?」
と 少し甘えたような表情で彼は言った


彼の瞳は不思議だ
人を無防備にする
普段は知らない青年を家に上げたりけっしてしない
なのに 気付いたら 彼はダイニングのテーブルに座っていた
「にゃんにゃんも 食べる?」
子猫に話しかけながら ケーキをほおばる彼
彼の持ってきてくれたケーキは私の口の中で甘く溶けた
あんなに好きだったケーキも最近食べていなかった
ひとりで食べる食事はがまんできても 
ひとりでケーキを食べる自分を思い浮かべるのは寂しすぎる
知らない間に私の生活には何かが欠け始めていたのかもしれない

「あのさ 家の電話から携帯にかけてくれたでしょ
携帯に履歴が残ってたんだよね
それで 俺 調べたんだ ここの場所」
彼はいたずらな顔で笑った

白いTシャツに ジーンズ
破れたジーンズから膝が覗いている
Tシャツの袖から出ている腕は太くはないが綺麗に筋肉がついている
けれども 表情は女の子のように柔らかい
窓からさす光が彼の微笑と混じる

コンビニで見たのは 確かに彼だったが
今目の前にいる彼とあまりにちがいすぎる
どちらが 本物の彼なの?
なぜ そんなことが気になるのか 自分でもわからないけれど
彼のことが気にかかる
女の子みたいな男の子
クールで冷たい印象と柔らかで温かい笑顔


彼は興味深そうに 家の中を見回して 
飾り棚にあった娘の写真を見ている
「娘さん?似てるね」
留学をしている亜梨沙のことを話した
「若い人は いいよね 夢があって」
彼の優しい笑顔につられて 私の口から
思わず愚痴めいたものが滑り出した
彼は急に真顔になった
「そんなの へんじゃね
夢って いつでも だれでも 持っていいもんだと 俺は 思うけど」
「歳のせいにしてるだけじゃないのかな 逃げてるんだよ」
私は驚いた
痛いところを突かれただけに 
こんな年下の男の子に言い負かされるのが悔しくて
素直には肯くわけにはいかない
「そんなのきれいごとよ 実際はね そんな 甘くないのよ
あなたも この歳になれば 分かるわ」
私は わざと突き放すように 大人ぶって答えた
「ふうん」
彼は それ以上何も言わず黙ったままだった

遊んであげているのか
遊ばれてるのか分からないように楽しそうにじゃれあっている子猫と彼
なんて無邪気に笑うんだろう
私は静かに微笑んでいる自分を感じた


「また にゃんにゃん 見に来ていい?」
彼は そう言って帰っていった





            (つづく)





「にゃんにゃん和也」 in 沖縄 

この可愛い亀梨君の映像が  
ついに 私を 空想の世界へ誘っていきました
この夏から ずっと 私の中に残っているのです
それはなぜなのか 知りたい
自分自身の気持ちを確かめながら
書いてみることにしました

前に書いた「ホスト和也」の物語よりは 少し長めに
何話かに分けて 書きたいと思っています 

私のサプリ的存在 亀梨和也
もし 私と彼に こんなことが起こったら・・・

思いつくままに書いた幻想です
お話の中の亀梨君については 
TVや雑誌など参考にしたところもありますし
完全にフィクションで 事実と全く違っているところもたくさんあります
私についても あくまでフィクションです

私の中の亀梨君のイメージを 一番大切に
忠実に表現してみたいと言う気持ちで書いていますので
みなさんのイメージと違うところは
自分の中で ご自由に脚色しながら 読んでいただけたらと思います

いつもは辛口コメント歓迎の私ですが
お話の世界はイメージの世界ですから 
感じ方の違いについては スルーしていってくださいね
 


これを読んでくださった後 あなた自身の亀梨和也を感じて
楽しんでくだされば うれしいです


最後に
私に 書く楽しみを教えてくれた彼女との出会いに 感謝を込めて




      見えない約束

    vol1   出会い    



「にゃんにゃん 人なちゅっこいね」
かすれ気味の甘い声
前髪を束ね 頭の上で後ろ向きに結わえている
ピンクの半そでのパーカーに 茶色のハーフパンツの後姿
子猫の頭を撫でている
声を聞くまでは 女の子だと思っていた
「海 行くぞ にゃんにゃん おいで 」
彼は立ち上がると 海へ続く道を歩き出す

「すごい 言葉 分かんのかな?」
のろのろ付いてきていたかと思うと
急に立ち止まって公園の茂みの中へ消えていった子猫

「にゃんにゃん 帰るの? バイバイ?」
去っていく子猫を目で追っている後姿が
ゆっくりと 振りかえる
目が三日月のように笑っている 
一瞬 透き通った茶色の瞳が私を見た

彼は そのまま振り向くと 海の方へ歩いていった




とぅるるるるるるる・・・・
アメリカの大学に留学した娘からの電話だった
向こうでの生活の近況を報告した後
「ママの蟹クリームコロッケ 懐かしいなぁ
美味しいんだよね 食べたいよぉ」
甘えたような一言を付け足して 電話は切れた
「調子いいわね 家にいるときには 
美味しいなんて 言ったこともなかったのに」
私は受話器を置きながら 娘が生まれたときのことを思い出していた

娘の名前は 亜梨沙
外国でも日本でも通用する名前にしたかった
これからは女の子であっても 
海外でも活躍できるような子になってほしい
という思いを込めてつけた名前だった
本当は 海外で働きたいという気持ちを持っていたのは私だった
自分の思いを娘に託していたのかもしれない
亜梨沙は NYの大学に合格し 彼女の夢に一歩近づいた
中学 高校と 学校や塾の送り迎えなど 娘を応援しながら
いつしか 娘の夢が自分の夢になっていた
入学が決まったとき 
それは 彼女の夢であって 私のものではなかったことに気付いた
安堵感と寂しさが混じったほっとした気持ちだった

夫は週の5日は出張で土日に帰ってくるのがふつうの勤務状態だった
今は フィンランドに半年の海外出張中だ
自分の夢に向かって羽ばたいていった娘
優しく 私の考えを優先してくれる夫
人が見たら 何不自由ないくらしというのかもしれない
いや 理想的とさえ言われるくらしかもしれない
でも、しあわせかどうかって誰が決めるものなの
しあわせかどうかの基準って どこに書いてあるの

そういえば 娘が留学してから 
料理もろくにしていなかったことに気付いた
一度に作った煮物を3日続けて食べたりしていた 
そんな怠惰な毎日を振り返って 私は一人苦笑していた
たったひとりの食卓だけど 今日は久しぶりにしっかり作ろうかな
そんなことを思って買い物に行く途中で 「彼」に逢ったのだった


二十歳くらいだろうか
整った顔立ち 切れ長の目
「にゃんにゃん」と優しく呼ぶ声
不思議な男の子




それから 幾日か経って 
牛乳を買い忘れたことに気付いた私は近くのコンビニにいた
レジの前に立つと 前にいた青年がお金を払っているところだった
バニラっぽい甘い感じの香りが漂ってくる
「1749円です」
「あれっ」
彼は ポケットの中を掻き回すようにしてつぶやいた
「20円 足りない」
帽子を深く被り 
ティアドロップス型のサングラスで顔を覆っている
白いTシャツに 
短い黒のベスト
腰にはチェーンベルト
ぴったりしたジーンズ
モデルのような服装は
コンビニの中で完全に場違いな存在に思える
店員は少しいらついた目をして彼をちらっと見た
「車に財布が・・・」
彼が目を上げ店員に車に財布を取りにいくことを告げようとした


そのとき
眼鏡の横から見えた瞳に見覚えがあった
透き通った茶色のあの瞳
あのときの男の子だ


服装が随分違うし 印象も違うけれど 
あのときの彼に間違いない
私は 思わず自分の財布から 
20円を取り出し レジの前へ置いた
一瞬 怪訝な顔で私を睨むように見たあと 
彼はさわやかに微笑んだ

「ありがとう」
店を出た彼を車が待っていた



なぜ 突然 自分がそんなことをしたのか 私にはわからなかった
いつもは絶対しない
普段は傍観者的立場をとる私が
あの時の彼だと気付いた瞬間 財布を開いていた



「ありがとう」


透き通る茶色の瞳と彼のかすれた甘く低い声
なぜか 私の中に残る








     (つづく)



「合コンに呼んでくださぁ~い」



恋愛対象
25~50歳って 言ってたから
私も 呼んでもらえるよね   
ぎりぎりセーフだけど

DJ OZMAさん
ごめんなさい 
わたくし あなたを誤解してました
昨年の紅白で 「なんて 下品な」と 大激怒!
実は 昨日のカツカツも期待せず
さっさと寝て 見たのは今です
ごめんなさい

面白い!
この人 頭がいいなと思いました
亀梨君も 言ってたように すごく気遣いできる人だね
どこまでが嘘か本気か分からないような
くだらなさなんだけど なんか後味すっきり
話のテンポにいつの間にか乗せられている
ジェットコースタートーク
すごい勢いで 上がったり下がったり
ほんとに 面白かった

これだけの気遣いできる人なのに
紅白のパフォーマンスはなんだったのでしょう
サービス過剰だったんでしょうか
誤解されやすい人ですね
親近感を持ちました
生き方が少し不器用で 誰かさんみたい

人って 話してみないと分からないと思いました

カツカツの
古田新太さんや 阿部サダヲさんのトークも好きでしたね

こういう男友だちがいて 
一緒にお酒飲んだりしたら 楽しいだろうな
もちろん 亀梨君とお酒を飲んだりする機会があれば
最高だろうけど
なんか 緊張しすぎて くつろげないだろうな
ドキドキしすぎで

年下の綺麗な男の子が好みだけど
個性派男性諸君 なかなかやってくれます 
余裕があるっていうか
相手をとことん楽しませてくれそう


OZMAさん 
わたくし
あなたに 一晩 あげます  (笑)


こんなこと言ったら カツカツ見てない人は 
完全に誤解するよね   (笑)


でも 一緒に一晩中 わいわい盛り上がりたいね





亀梨君の髪型 よかったわ
黒髪だけど長さがGOOD
特に前髪短めがすき

衣装も私的にはOK
あんな赤いチェックのパンツが似合う21歳
そうそう いないよね
さすがぁ~
白いシャツにゆるゆるネクタイ グレーのカーデガン
赤のパンツがチェックだから いい感じに合ってたね




ときめきたいって 変ですか?





いつもの美容院で髪を切っていて
私より2,3歳年下の美容師さんとの世間話
子育ての悩み ファッションの話 ランチを食べるならどのお店とか・・・

「このごろ ときめきがないのよね ときめきたいわ] と私
「えっ ときめき?」

私のひとことで 一瞬 髪を触っている彼女の手が止まった
意味深な顔で笑っている

「えっ 私 変なこと言った?」
彼女の顔を見て なぜか こっちが赤面したの



職場でのこと
10歳以上年下の男の子と話していて
なにかの話の流れで
「あぁ ときめきたいわ」と私が言うと

そのときも 彼に
「えっ ときめきたいんですかぁ」
と ニヤニヤして 言われちゃった

あのう 私の言ってる「ときめき」って 
そういう意味じゃないんですけど
みんな 恋愛っぽいもの
それも どちらかというと「不倫」的なものを
思い浮かべるみたい

そんなこと連想されるなんて思ってなくって
こっちの方が変に慌てちゃった



ときめきたいってそんなにおかしいですか

初めてのことに 出会ったとき
なにかをやってて あぁ 楽しいなと思うとき
美しいものを見たとき
物語を読んで 胸がきゅんとなるとき

夢中になれるものを見つけたとき 
KAT-TUNの新しいDVDを開けるとき 
お気に入りの亀梨君の写真を眺めるとき
これから始まるドラマを想像するとき

そんなことも 私のちいさなちいさな ときめき


小さなときめき 大きなときめき
もっともっとほしいと思うのはへんですか


ズームの耕作くんのボクサー姿
見逃しちゃったの
ときめき 1っ個 逃しちゃったぁ



ブログを始めて 1ヶ月が経ちました
思いつくままに書いた私の拙いブログを読んでコメントを下さる方
ありがとうございます

書くことに自信がなかった私ですが 1ヶ月が経ってみて
面白さを感じてきました
自分の気持ちにぴったりする言葉が見つからなくて
立ち止まりながら書くこともありますが 書くことで 
自分自身を確認したり発見したりすることができるということに
気付きました 
ひとつの言葉やシーンにこだわって 
偏った見方になっていることの多い私ですが
これからも 気ままに 書いていきたいと思いますので
よろしくお願いします


昨日の ヘイ ヘイ ヘイの感想

ふつうに健康ランドに行く 亀梨君って?
ちょっと 想像できないので 夫に聞いてみました

「ねぇ もし 亀梨君が健康ランドのサウナで
自分の横に座ってたら どうする?」

朝 起きてきて 顔をあわせるなり 
妻が いきなりこんなことを聞いてきたので
夫もびっくりしたでしょうね(笑)

なにゆえ 朝から亀梨の話を聞かされるのかと 
若干 不機嫌な夫
夫の不機嫌を予想しながらも
男の人の気持ちは女には分からないから
どうしても 聞きたい私

「えっ 想像できんわ」  逃げる夫
「いや ありえんけど 無理に想像してみて」
と さらに 詰め寄る妻(笑)
「じろじろ 見たりする?」

「えっ 見んやろ 興味ない! 女の人やったら 見るけど・・・」(爆)
(・・・・・やっぱり 女なら見るんだ・・・・・笑)

「そりゃぁ そうだ  普通の男は見ないよねぇ」(笑)

ごく正常な 解答だろうね
「じゃ どんな人が ナメルように見るの?」
と 違う疑問が浮かぶけど・・・

男の人のことは想像できないので
女の人 バージョンで考えてみる
もし 私の隣に 藤原紀香が座ってたら・・・
もし 私の隣に 米倉涼子が座ってたら・・・

やっぱり 見るでしょうね
どちらかというと 「鑑賞する」という姿勢で
「やっぱり きれいだな」と思うだろうな

まぁ 叶姉妹だと ちょっと見方は変わってくる
「いったい どうなってるんだ?」と人造人間を調べる目で

私にとって 亀梨君は 芸術作品に近いイメージかも
ダビデ像みたいに
綺麗で 生身って感じがあまりしない気がする
身体から 青い光を放っていそうな・・・

どんなに悪ぶってても 扇情的に見せようとしても
なぜか 透明なイメージがある

「もうちょっと 整理してから しゃべって」
と まっちゃんに言われて じゅんのの後ろに隠れる亀梨君
カールした ヘアー 可愛いかったです
(基本 ストレート派だけどね)

ダウンタウンさん 今日はまだ 筋が通ってるほうですよ
本題より前置きが長かったけどね




夕方 6時半ごろ 1台の車が家のガレージに突っ込んできました
ブレーキもかけずにまっすぐ一直線
飲酒運転の車でした
すごい音がして 家ごと揺れたと思いました
幸い けが人もなかったのでほっとしましたが
停めてあった車と家の壁が壊れました
運転していなくても 事故に会うなんて
警察に来てもらって処理してもらいましたが
まだ 少し 放心状態です

友だちが電話してきてくれました
「夕飯 作れるか?」
そんなことまで心配してくれます
彼女とはお互い忙しく 半年くらい連絡してないけど
こういうとき どこかから聞きつけて電話してきてくれます

子どもたちが 幼稚園に入った頃からの友だち
今続いているのは 数人です

その友だちは 本音で話せる友だちです
最初の頃 私は自分を出すのが 怖かった
自分から 声を掛けることもなく
ほとんど 友だちのほうからやってきてくれました

合わせてるとか 無理をしてるという意識はなく
楽しく過ごしているのだけど
やっぱり なかなか自分が出せなかった

少しずつ 自分の考えを出していけるようになるのに
2年くらいかかりました

今では ときには醜い自分の姿をさらけ出すこともあります
そんな私さえ 受け止めてくれる友だち
昨日のぶっちゃけ友だちもそのひとりです
もっと 強烈なぶっちゃけを言ってくれるヤツもいます
でも それがうれしいんです
私のこと まっすぐ見てくれているから

離れていった友だちは
最後まで自分を見せられなかった人
相手のせいじゃありません
私が そうできなかっただけ


ブログを始めるにあたって
自分に正直にという気持ちを込めたのは
そういうわけです

自分を偽っていては 一時的に仲良く慣れても
長続きはしない
ここでは ほんとの自分の気持ちを
綴っていきたいと思います

誰かを傷つけたり 不快にしたりしないよう気をつけた上で 
本音を語っていきたいと思っていますので
よろしくお願いします

本気のぶっちゃけコメント お待ちしています 


10年来の友だちから 散歩のお誘いがありました
もう 紅葉は終わりを迎えていましたが
近況を話しながら 2時間半ほど 歩きました

「ananちゃんて 普段しっかりしてるのに
ときどき すごいドジなことこ 安心する
自分を安心して さらけ出せるんだよね」
って 言ってもらいました (爆)

どじなところ 否定できない
「喜んでいいのか ちょっと 複雑だけど ありがとう」
そんな返事しか できません
でも  なんか 嬉しいの

これ 褒め言葉だよね (笑)
ほんとに ぶっちゃけな友だちがいて幸せです


最近 DVD CD 雑誌 ブログ 
と 忙しく 家事が おろそかに・・・・・
亀梨君をサプリにして 日々を楽しく充実させようと始めたはずなのに
いつの間にか サプリが主食に・・・

スポーツクラブに嵌ったときは
1日4時間 週6日 休まず毎日通い続け 4ヶ月でDOWNしました

長く続けるには クールダウンも大切
学習したはずなのになぁ








うたばん 

ディランのものまね
「何とか 最後まで切り抜けて ~ 」
と ハラハラし 終わってほっとしました
ふう~っ
仁君 若干 引いてましたか?

勝負がかかると俄然張り切る がきんちょ亀梨
食べる 食べる 食べる
最後のひとくち食べれないんじゃなかったの?
食べてるうちに飽きるんじゃなかったの?
 
 

「28歳から 悩むべ 俺 方向性 どっしようかな?」って

含蓄のある中居先輩の言葉
亀梨君 28歳といえば 6、7年後・・・
どんな 方向性を見つけているのでしょう?

「仕事を選ばないで 今ある仕事を
どうやったら格好よく見せられるか考えている」
みたいなこと雑誌では答えていましたね

前に 阿川佐和子さんが
「初恋のきた道」のチャン・イーモウ映画監督に
インタビューされたときの話を思い出しました
いつから映画監督を目指していたか聞いたところ
次のような話をされたそうです

文化大革命時代 子どもの頃は田舎暮らしを余儀なくされ
進学もできなかった彼が
人より遅れて進学を許された先は演劇の学校だった
演劇が好きというわけでなく 許されたのがそこだった
最初はカメラマンを養成するところにいたが
若い人ばかりで戸惑っていたところ
年かさのひとたちが集まっているところがあって
そちらへいくと監督を養成するところだった
年齢的にそっちの方が落ち着くのでそこで勉強した
そして 映画を作るチャンスが来た
というように 選ぶ自由のない中で 与えられる範囲の選択をしながら
目の前のことを一生懸命やっていった結果
今の映画監督という場所に至ったと話してくれたそうです

あえて ゴールを決めなくても
そのときは ゴールは見えていなくても
あたえられたその場所で 小さい選択を大切にしながら
一生懸命生きることで 自分の進むべき所に行き着く

まさに亀梨君の言葉そのものです

彼が28歳になる頃
きっと 見えない未来に向かって 
着実に進んでいるでしょうね

私の7年後はどうなっているのでしょう
そんなに大きな変化があるとも思えません

今 私の目の前にあるもの
亀梨君のファンになって このブログを書いている

ただ それだけのことだけど
彼のファンになったこと
ブログを書くようになったこと

どこかに 繋がっているのかもしれない
まだ 今は 見えていない未来だけど






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