今回の7話は
ドラマの初めの部分と最後が呼応している
そして
雫とみやび 豊多香と霧生
この2組の関係が 重ねて描かれている
前回
「大嫌い」と言ってしまった自分
ほんとうの気持ちは その逆だと伝えるみやびのシーン
「俺 紫野原さんのこと 好きだよ」と いったん 喜ばせておいて
「部長も 本間さんもね」と はぐらかされるのは いつものパターン
探しものをする雫にワインオープナーを 差し出すみやび
「やっぱり ワインにはこれがなきゃさ」この雫の一言が 今回の大切なキーワードとなってくる
ドラマの最後のシーンで ある問いの答えになる
あのさ
かけがえのない人に気付いたっていうさっきの話なんだけどさ
俺 紫野原さんにすごい感謝してるえっ? えっ?
じゃ できれば 「神咲君にとって私って何?」ってか
こうピンポイントで 聞きたいっていうか・・・紫野原さんは 俺にとってのワインオープナーどういう意味です?さあ~ここで 冒頭のシーンのキーワードが意味を持つ
<やっぱり ワインにはこれがなきゃさ>これが 雫の答え
封印していたワインを 飲む決心をさせてくれたのは みやびだし
父を知りたいという自分の気持ちが 迷いそうになって
闘いから 降りようとしたとき
つれ戻してくれたのも みやび
父を知るためのワイン
義兄と自分をつなぐワイン
ワインを取り巻く仲間
何よりも ワインそのものが好きになり始めている自分
今 自分の人生のそのものとなったワイン
そのワインを 味わうためには オープナーが必要
人生を一緒に歩いてくれる人
雫にとって なくてはならない存在
それが ワインオープナーという表現になったのだろう
これは 最大級の 告白?
雫とみやびの 問答にサンドイッチされた形で
豊多香と霧生の話が 使徒対決と結びつけて 描かれている
ありがとうを伝えたい人
夢に迷い 間違いを犯し
つまずいた豊多香の前で
語るでもなく 笑うでもなく
泣くのでもなく
ただ 静かにそこにいてくれる人家族 友人 恋人
愛と呼べる対象は数あれど
果てしなく広がる宇宙の中で
何物にも変えがたい 掛替えのない
崇高で美しい存在
その人への思いは 感謝という言葉で表す豊多香から 霧生へのありがとう
あの父だって
日々悩んだり 苦しんだりしていた
だからこそ 大切なかけがえのない人に
感謝したいと思ったんです
僕にも そんな人があります
あなたにだっているでしょう?父が理解できずに 苦しむ自分の隣で
希望の光を照らし続けてくれるみやび
自分の誕生日の年のワインを一緒に飲もうと待っていた父
その父の元を20歳の誕生日に去った自分
父は 自分といつかそのワインを飲める日を待っていた
その隣で 父に希望の光を照らしてくれていた霧生
彼女がいたから 父は孤独ではなかった
それは みやびが隣にいてくれる自分の姿と重なる
お父さんは 孤独ではないと言ってくれたみやび
雫から霧生への ありがとう
自分のせいで 父が孤独だったのではと思って苦しんだ雫
父の隣に霧生がいてくれたことが 救いと感じられた
部長も 本間さんもみんな大好きだし
ほんとに感謝してる
やっぱり 支えてくれるみんなにも ありがとう
ありがとうを 伝えたい人 いっぱいいたんだね
7話 対決は 両者正解の 引き分けに終わり
戦いは大きなテーマでは なかったかのようにも思える
さて 次回 その分 闘いは熱くなるの?
それとも 違う形に?
「私は 神咲豊多香に及ぶ者はないと思っています
それを見届けます(霧生)」
「残念だわ 遠峰一青
私を 裏切るなんて(マキ))雫 一青 ロベールで 闘われてきた使徒対決
霧生と マキも 異なった形で 参戦してきそうで 楽しみ
「約束したんです 彼と 最後まで闘うと」
「約束したじゃないですか 二人で 神の雫にたどりつくって」2人は 兄弟であり ライバルであり 求め合う存在
僕が 世界でひとり家族だと思ってるのは セイラ
お前ただ一人
そう言って抱きしめているその目は 誰を見ているの?
ほんとは もうひとりの 家族と思える人
今 心の目が見ようとしてるよね
二人が 互いに「ありがとう」と言い合える日は 来るの?
雫が見た希望の光
一青が目を向けた 絶望の闇
この相反するものは 何をあらわしているの?

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