最近ずっと体調がよくて
確認のために 余裕で受けた胃の内視鏡検査
「治っていますよ」
期待した言葉とは 反対に
「これじゃ しんどいでしょ」
って 言われてしまった
あれ?
このところ 食べ物は美味しいし
おまけに お酒も美味しい(?)
それで 油断しちゃったのかなぁ
確かに お薬もときどき さぼったりしてた・・・
人間って 不思議
そう言われてしまうと
さっきまで 食欲旺盛だったのに
全く何も食べたくなくなって・・・
あぁ こんなで 仕事復帰できるのかなぁ
1年 のんびりしてたのに
結局 前より 悪くなってるなんて(泣)
どっちにしろ 身体がよくならないなら
働いた方が いいよね
どうやら 家にいるのが 苦手みたい(泣笑)
セレブマダムもどきを楽しもうと思ったけど
やっぱり しょうに合わないみたい
美味しいものを食べたい
きっと この食い意地が 原因だよね
精進料理でも食べるしかないね
それとも 南雲先生の1日1食?
私の 生きる意味は食べることにかなりの比重があったのに・・・(笑)
今回は鼻からチューブを入れる検査に挑戦
検査自体は 今までより 少し楽だったけど
鼻に刺激が強くて くしゃみが酷くなって
鼻炎を引き起こしたみたい
あぁ
いいことなしだわ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オリンピックも終わったね
メダルを取った人たちも もちろん感動を与えてくれたけど
今回 負けた人が気になったのは
やっぱり 自分が年をとったからかな
勝負の瞬間の裏に隠された普段はみえない部分
そこが 見えたとき 思いもかけない感動がある
まず レスリング3連続金メダルの吉田選手
金メダルを取ったときより もっと心に残る瞬間があったの
オリンピック直前に負けて連勝ストップした世界選手権
負けた直後の顔は 悔しさだけでいっぱいに見えた
でも
少し時間が経って
インタビューを受けた彼女の顔は全く別人のようだった
さっぱりしたすがすがしい笑顔
「ここで(オリンピック直前) 負けてよかった」
そうはっきり言いきって
再スタートをしようとする彼女がすごく素敵だった
女子レスリングって
今まで 全く興味がなかったけど
彼女のそれからが見たいと思った
その後の金メダル
あの負けがなかったら
どうだったろう
彼女の絶対的な強さを思うと
金メダルを取ったに違いないとは思うけれど
表彰台でのあの笑顔は
少し異なったものになっていたのかもしれないと思う
次に 体操の内村選手
オリンピックに出発する際
「プレッシャーを感じない」
と言い放った言葉から
頼もしさよりも 傲慢さのようなものを感じて
正直 あまり好きにはなれなかった
団体 長い審議の結果の銀メダルも
「銀メダルを取れても 取れなくてもをどっちでも変わらない」
他の選手やコーチ 応援してくれた人々の胸中を無視したような
そんなコメントにも違和感を持った
そんな私の見方が変わったのは
彼が 床の個人で銀メダルを取ったとき
「自分の納得できる演技ができた」
彼の笑顔は輝いていた
彼は金でなければ満足しないのではないか
そう思っていた私の考えは 見当違いだった
私は 彼を誤解していたことに気付いた
団体での銀メダルを喜ばなかった彼は
自分の演技に納得できなかったから
あのようなコメントをしたのだと そのとき気がついた
彼は 負けを通して
凄く大きなものを得たと思う
あの銀メダルの曇りのない澄み切った笑顔は
私に大きな感動をくれた
そして
惜しくも 初戦で敗れた浜口京子選手
「俺が怒らないと お前を応援してくれた人たちに
申し訳が立たない」
怒鳴った後 そう言って
「ハグしよう 怒った後はハグするんだ」
娘にとって 恐ろしく迷惑なお父さんかと思っていたけど
彼のやり方で 娘を凄く愛しているんだね
お父さんとお母さんの言い合いが
ほほえましかったの
「リオ! リオ!」
と 選手を続けることを 鼓舞するお父さんを
「あんたは 馬鹿だ」と切り捨てて
京子は 好きな人を見つけて 子どもを産むことが幸せなんだと
彼女をまもるような表情のお母さん
いい家族だなぁと 笑い泣きしそうだった
最後に 北島康介選手
彼のチャレンジは 日本の水泳界全体に
大きな影響を与えてきたと思う
結果がすべての厳しい世界だけど
金メダルに負けないような大きな拍手をしたい
この後が 楽しみなの
それは 水泳界という狭い世界でなくて
彼が これから発信してくれるものっていう意味でね
勝ち負けを競うオリンピックだけど
人生は ここがゴールじゃないし
人生は 勝ち負けを決めるものでもない
ここから また 歩いて行くんだよね
検査の結果が 芳しくなかった私も
自分にとって <いいタイミングのお知らせ>と受け取って
節制しながらも
自分に許されることを楽しみながら
頑張って行きたいと思います