野ブタ。をプロデュース 最終話
最終回って嫌いです
無理にまとめようとしたり
結論を急いだりと
急な展開が違和感をもたらすことが多いから
今まで 隣にいると思ってた登場人物たちが
その日を堺に ぷっつり自分の世界から消えてしまう
たとえ 巧みな脚本で さも その物語の世界が
まだ続いているように見せかけたとしても
それは けっして私が覗くことができない世界
物語が続くからこそ そこに置き去りにされた私は
余計に寂しさを感じてしまう
野ブタ。の最終回
再放送ということもあって
すでに 話の流れを知っていること
一度自分の中で終わっていることで
違和感は感じない
修二の転校は 3人の関係をこのままの状態で封印するために
必要なものだし
野ブタと彰を二人にしておくこともできない
となると 意外な展開と思われた彰の転校も
必然に思われてくる
誰かを好きになることを 教えてくれたのは 野ブタ
野ブタのこと 忘れない「野ブタ。は 修二が好きだったの?」
隣に座って見ていた娘の素朴な疑問
もちろん 好きに決まってるけど
それって 友情なの?
恋愛感情に近いもの?
男女の友情ってあるわけないなんて思ってはいないけど
やっぱり 恋愛感情と きっぱり切り離すことはできない
異性としての魅力を感じない人を
友人としても 好きになんてなれないもの
友情と恋愛感情
どっちが上とか
どっちが高尚なものとか
そんなに単純に決められるものじゃないけど
友情は 続いていく可能性があるもの
恋愛は終点があるもの
そんな風に思っている
恋愛・・・ 片思いor成就
もし 思いが実ったとしても 別れはつきもの
もし思いが叶って 結婚ということになっても
そこからは 恋愛とは微妙に違うものに変化していく
やっぱり 終着点をむかえてしまうもの
野ブタと修二の間
友情と恋愛の真ん中にある
どちらかと言えば 恋愛に近いところ
でも 二人の努力で 距離を保っている
恋愛に近い気持ちだと気付きたくない
わざと 突き詰めない
恋愛に堕ちてしまえば いつかは終わりを迎える
無意識にそれを避けている
「ずっと 覚えているから」
いつまでも この位置関係を保っておきたければ
近づきすぎない
結論を出さない
好きになるって気持ち
最初はひそやかな思いから始まった
自分が思っているだけでしあわせなんだ
ただ そばにいるだけでいい
それが いつのまにか
私だけのものにしたい
私だけを見てほしい
他の誰も見ないで
「私は あなたの何なの?」
挙句の果てには
「仕事と私 どっちが大切なの?」
なんて 対象が人間以外のものにまで発展していく
好きって気持ちは 美しいもの 尊いものだけど
野放しにしたら どこまでも大きく育ちすぎて
コントロール不可能なところまで行ってしまう
恐ろしさを秘めている
<失楽園>の愛の世界
独占欲を美化させようとすると
もう「死の世界」しかないの?
私は こんな「愛の形」はけっして 美しいとは思わないけれど
これは 恋愛だけにとどまらない
友だち関係だって
「誰かの一番でいたい」
そう思い始めたら もう楽しい関係じゃなくなってしまう
不安や あせり 自分に対する嫌悪感
「ママが一番好き!」って 毎日言ってた子どもだって
一番でなくなる日が来ることも 確かだ
もし そこで 子どもを独占したい気持ちを持ってしまえば
親子は修羅場を迎える
新たな成長した関係を育てることはできなくなる
「誰かの大切な人でいたい」
「誰かの一番目の存在になりたい」
誰の心の中にも 芽生える自然な感情だけど
その思いの虜になってしまわないよう
距離を保つことが大切だと思う
野ブタにとっての一番大切な人は 修二と彰
ひとりに絞れないからこそ
距離が生まれ バランスがとれ
いい関係が保たれる
ひとりでいられない人は
誰ともいい関係を築くことはできない
誰かに頼ることで 寂しさや不安を
消し去ることはできないのだから
孤独に耐えられる人だけが
人といい関係を築ける
亀梨君のファンでいるのは
淋しさを癒してほしいから?
一人ぼっちが苦手で 自分に自信のない私は
ほんとは 誰かの一番でいたい日もあるのです
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ほんまやね。
二番か三番でいいなんて思えない。
友情と恋愛なら・・・
恋愛で誰かの1番になる方が簡単。
心から愛する人は、ひとりやから
1番か、対象外、ってなって
比較的、心の決着がつきやすい。
(勿論 二股なんて、一番でも二番でも問題外。)
でも、友人はいっぱいいるから・・・。
でも、きっとみんな
誰かの一番なんだとも、思うし。
『亀梨君のファンでいるのは・・・』
わからん!とにかく、好き。
惹かれる。美しい。見惚れる。
時に、我を忘れる(爆)