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ごくせん・野ブタではかっこつけてる嫌なヤツだったイメージが、こんなに変わってしまうなんて・・・・・
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・ ・・人間は 妄想する葦である・・・ by 彩花
(パスカルさん すみません ちょっと拝借させてください 笑)


ドラマの発表から 
妄想がいろいろ膨らんで
恭平の姿をあれこれ 思い浮かべているの


その中に ときどき
竜先生の姿も 混じって
う~ん
複雑・・・(笑)




想像するって 人間にしかできない楽しみ

たかが 妄想と 
笑いたい人には 笑わせておきましょう
これは 普通の人には見えるはずのないものが見えるという
特別な能力を持った私たちだけの 楽しみなのだから(笑)


文字や絵で表したものって
映像より 想像の余地が残されていて 好きなの

主人公が話す台詞の 声の高さ スピード
間合い
その表情の動き

すべて 私好みに思い浮かべることができる・・・
イメージは ひとりひとりが 自分で作り出す


漫画とドラマの違い
個別化と共通化

ドラマは 観ている人が持つイメージが 共通化される
だから
一体感を持って楽しめる
それだけに すべての設定が大切になる

お手入れも入念になされるそうで・・・(笑)
どんな恭平を披露してくれるのか
楽しみ☆

髪が少し黒くなったって聞いたけど
金髪の方が好きなんだけどなぁ
思いっきり ちゃらくて悪そうなバージョンでお願いします





では 
この辺で 竜先生に戻して
11話 
妄想を楽しめる方だけ ひっそりと・・・(笑)


 

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・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




< 秋の風のように 11話 >







「私では ダメなの?」


炎に照らされた彼の顔は 
私をまっすぐ見ている
刺すような視線が痛い 

けれども それは ほんの短い間で
すぐに いつものあの淋しそうな顔に戻った



彼の瞳の中に 残る影
それが 私は いやだった

それが 彼を苦しませている
その影を消し去ってしまいたい



私は そっと彼の後ろから
その広い背中に 頬を押し当てた

彼の背中は こんなにも温かいのに
彼の心は ひんやりした寂しさで占められている
私は 何もできずに見ているだけ・・・




お願い・・・
ねぇ もう 忘れて

私が 忘れさせる・・・




私は 彼の正面に回って ひざまずいた
彼の目が 私の目の前に迫って
静かに みつめている

私は まっすぐそらさないで彼を見た
彼も まっすぐそらさないで私を見つめている



「私だけを見て
他のものは 何も見ないで
今だけでいいから・・・」



私は 目を閉じた
そして 彼に近づいていった

唇に ひんやりした彼の唇を感じた



それは冷え切っていて
堅く閉ざされ 何ものも受け入れない
彼の心そのものだ



私は それが 悲しかった
彼を温めたいのに
それが 私にはできない




彼は そっと 私から離れた

そして
ポケットに手を入れると
海の中から拾った 白い貝殻を見せた

「貝殻なんて どれも同じに見えるだろ」

「沙耶は貝殻が好きだった
同じようなやつを
いくつもいくつも 海岸で拾っていた
沙耶には 1つ1つ違って見えていたんだ」



「これは尖ってて 綺麗でしょ これは丸くて 可愛い」
なんて言いながら 
ほとんど同じ形をした貝殻を 嬉しそうに拾う彼女の姿が
目の前に浮かんでいるかのように
彼は 微笑んだ



「沙耶は 俺には見えないものが見えていた
オヤジとのごたごたも 沙耶に話すと違って見えた
沙耶は いつも俺とは別の角度から見ることができた
そんな風に考えればいいんだと思えた
俺を楽にしてくれた」


<彼の中の沙耶さんを消し去ることは 
私にはできないんだ>
私は 思い知らされた気がした

それが できないなら
私に 何ができるのだろう



貝殻を乗せた彼の手に
私は 自分の手を重ね合わせた
そして ぎゅうと握った
彼の手のぬくもりが感じられた




「代わりでいいの」


私は 彼の上に自分を投げ出した
ただ彼を強く抱きしめたいと思った

そのとき
形勢は逆転した
私は砂の上に乱暴に押し倒されていた


彼の目は 穏やかな静けさを消し去って
怒っているように見えた
私の手は 砂の上に押し付けられて
身動きが取れなくなっていた

彼は 傷を負った獣のような目をしている
そして その目は 今まで見たことのない
鋭い光を放っていた
でも 私は 少しも 怖いとは思わなかった


<身代わりでいいの
 彼が 寂しさを今だけでも 忘れられるなら>


そのまま 彼は射るような目で
私を睨み付けた
私は 手の痛みを感じることも忘れて
彼の目を見ていた




それは どれくらいの時間だったのだろう
10秒のようにも感じられたし
10分のようにも 感じられた




いきなり 彼は手を離し 立ち上がると
冷たく言い放った

「帰れ・・・」
身体の奥から搾り出したような 掠れた声だった




彼は砂の上に落ちていた貝殻を拾った
そして 焚き火の前に座って
燃え盛る火をみつめていた


彼は もうこちらを見ようとしなかった






私は 小屋を出ると思いっきり走った

外は 雨が降っていた
その中を
私は 走った


雨は強く激しくなり 涙の代わりに
私の頬を流れた



「柚樹ちゃん どうしたの?」
玄関を開けた玲子さんが 
大慌てでバスタオルを持ってくる

無言で受け取ると 
階段を駆け上がった



ドアが 「バタン」と音を立てたとき
涙が 溢れてきた



彼女の影を消し去ることもできない
そして
彼女の代わりになることも できない

でも それでも やっぱり・・・
彼の隣にいたい
何もできなくても
ただ 寄り添っていたい




逝ってしまった人を思い続けている彼は
淋しすぎる
ほんとは 忘れてほしい
新しい未来を生きてほしい

でも 
彼が 沙耶さんへの思いを忘れられないなら
ずっと このまま抱き続けていたいなら
それでもいい


私も一緒に その思いを大切にしていける



<彼の傍に いたい
それが 私の我侭だとしても・・・>




この雨の音は 
あの小屋の中にも 聞こえているんだろうか

今にも消えそうな炎の前で
小さく丸まっている彼の背中が 
私には見える気がしていた


  


     <続く>



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コメント

おはようございます

すごく緊張しました
冷たい閉ざされたキス
涙の代わりに柚樹の頬を流れる雨
とても哀しい回ですね
沙耶さんへの深い想いを聞いても 竜先生の力になりたいと思う柚樹は純粋だなぁ
「代わりでいいの」
その気持ち今は言っちゃだめ、って思っちゃいましたもん
続きが待ち遠しいです

そうですね
心配はスパイス程度にしないと ですね(^^;
エキストラの方への挨拶の事とか ビジュアル最強とか聞くと、チームkazuyaが楽しまないとね
野球の亀梨君にKAT-TUNの亀梨君
恭平に竜先生
妄想に忙しくて 嬉しい悲鳴です

逝ってしまった人を想い続ける竜先生。
柚樹さんと同じ女性としてなにがしてあげれるんだろう・・・って。
竜先生の
「俺を楽にしてくれた」って言葉・・・
すごく辛いし
砂の上におちていた貝殻を拾う・・・
沙耶さんを自分の心の中にもう一度しまうような感じがして・・・
竜先生の昔の心のなかは
どれだけ沙耶さんでいっぱいだったのか
いなくなった今
どれだけ暗くて深いのか・・・
でも
最後の「ちいさく丸まっている彼の背中が私には見える気がしていた・・・」ってところ、
柚樹ちゃんが竜先生を暗闇から救ってくれる?
なんかそんな気がしてなりません・・・
つづき・・・すごく気になってしまってます。

rannrannさんへ

コメント ありがとうございます
「代わりでもいい」
「でも 代わりにさえなれない」
「自分ができることは何なのか」

純粋と言ってくださってありがとう
自分は あまり純粋とは言えないので(笑)
自分もこうだったらなあという願望を
柚樹に押し付けています

若さって 素敵ですね
言ってはいけない言葉も
言えないような言葉も 言ってしまえる・・・
過ぎし日に通り過ぎた淡い思い
思い出してしまいました

チームKAZUYA
団結のときですね
心配や 注文 願い
ときにはスパイスを効かせながら
楽しみましょうね

れおママさんへ

コメント ありがとうございます

沙耶の思い出を大切に抱えている竜
柚樹には できることはないのでしょうか?

>柚樹ちゃんが竜先生を暗闇から救ってくれる?
>なんかそんな気がしてなりません・・・
>つづき・・・すごく気になってしまってます

れおママさんの期待に沿えるといいな
頑張ります

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