亀梨君に全く関係ない記事です
ご注意 下さい読んだ本の感想を書こうとしていたら
こんな記事を見つけたの
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朝日新聞 2月14日
(これを書いたのは 2月15日
書いた後 そのままに・・・)
作家 川上未映子女優を目指していたが 挫折し
詩を書く機会を与えられ
その後 小説の世界へ
幼い頃から ユニークな存在で
子どもの頃から
「朝起きたら みんなが死んでいたらどうしよう」
なんてことを 本気で心配していたそうだ
哲学に巡り会って
自分が求めていたものに やっと出会ったという
「いつも
自意識から離れて正解のないものを
あれこれ考えている」「芥川賞も
周りの世界の方が(自分を)選んでくれるのだ」という
小説を書くような人は
やっぱり 選ばれた人なのだろうけどね
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<乳と卵>句読点で繋いだ長い文
まったりとした大阪弁
楽で気持ちよいのか
だらだらしただるさを感じさせるのか
よく分からない独特の語り口
今まで接してこなかった感覚に入り込む
「他の女性作家からよく聞かせられるような
娘に夢を託すとか
娘を通して生き直すとかいう支配的な何かは
(自分の母から)全く感じなかったですね」本人はインタビューでそう語っているけれど
この小説からは
母と娘が
切っても切れない<鎖>で繋がれていることを感じさせられる
豊胸手術を受けたいと思う母と
初経を迎えることに抵抗がある娘
自分が生まれたことを
肯定的に受け入れられない娘
自分が誕生したことは母の人生に
<マイナス>を押し付けたのではないのだろうか
その思いが 娘から<話すこと>を奪う
二人の葛藤
娘と母の関係を
今一度 考えさせらた
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同じようなテーマを描いているように思うのが
柴咲コウが主演で 映画化された
<食堂カタツムリ>偶然 続けて読んだのが 不思議だった
恋人に家財道具を持ち去られて
故郷で食堂を開くことになった主人公
ここにも母と娘の複雑な関係が・・・
小川糸さんの 食べ物に対する愛とも言えるまでの
思い入れが感じられる小説で
美味しいものを食べるのが最大の楽しみである私にとっては
そこだけでも とても興味深い1冊だった
飼っていた豚を解体する場面は ちょっと苦手だったけれど
食べ物の中に生かされている<命>について
考えさせられた
母を一人の女性として 見つめなおす主人公
娘が二人いる私にとって
自分たちを見つめる機会をもらった
母と娘の関係
自分から生まれ 自分が育て
同じ性を 担って生きている娘
だから 分かり合えるはず
同じであるはず
そう 誤解してしまうことが
関係を複雑にしているんじゃないだろうか
全く別の個体
そう考え直して 新たな関係を作っていきたい
<いいものをそこに置きたい
感動させる作品を世界にもう1個>
川上未映子そんな思いで 書いている作者の意図は
もっともっと 高いところにあるのだろうけど
小説でも ドラマでも
自分の問題に関連させて捉えてしまうのが
私流の 楽しみ方なの(笑)
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今期ドラマは ヤマナデだけ
空いてる時間は 本を読んだり映画を観たりしたいな
彼の魅力を さらにしっかり受け取るためには
たまには あえて
彼から距離をとった時間を過ごすことも
私には必要なのかな
そんなふうに 思ったり
だから ときどきは
今日みたいな記事を書いていくのもいいかな
もし 興味がある記事があれば
覗いてみてくださると 嬉しいです
(ここまで お付き合いくださりありがとう ☆)
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好きな作家ばかりを読んでいたので、新しいものをと物色していました。
乳と卵・食堂カタツムリ・気になって手に取ったけど、戻しました。
次回は借りてみようと思います。