「にゃんにゃん和也」 in 沖縄
この可愛い亀梨君の映像が
ついに 私を 空想の世界へ誘っていきました
この夏から ずっと 私の中に残っているのです
それはなぜなのか 知りたい
自分自身の気持ちを確かめながら
書いてみることにしました
前に書いた「ホスト和也」の物語よりは 少し長めに
何話かに分けて 書きたいと思っています
私のサプリ的存在 亀梨和也
もし 私と彼に こんなことが起こったら・・・
思いつくままに書いた幻想です
お話の中の亀梨君については
TVや雑誌など参考にしたところもありますし
完全にフィクションで 事実と全く違っているところもたくさんあります
私についても あくまでフィクションです
私の中の亀梨君のイメージを 一番大切に
忠実に表現してみたいと言う気持ちで書いていますので
みなさんのイメージと違うところは
自分の中で ご自由に脚色しながら 読んでいただけたらと思います
いつもは辛口コメント歓迎の私ですが
お話の世界はイメージの世界ですから
感じ方の違いについては スルーしていってくださいね
これを読んでくださった後 あなた自身の亀梨和也を感じて
楽しんでくだされば うれしいです
最後に
私に 書く楽しみを教えてくれた彼女との出会いに 感謝を込めて
見えない約束
vol1 出会い
「にゃんにゃん 人なちゅっこいね」
かすれ気味の甘い声
前髪を束ね 頭の上で後ろ向きに結わえている
ピンクの半そでのパーカーに 茶色のハーフパンツの後姿
子猫の頭を撫でている
声を聞くまでは 女の子だと思っていた
「海 行くぞ にゃんにゃん おいで 」
彼は立ち上がると 海へ続く道を歩き出す
「すごい 言葉 分かんのかな?」
のろのろ付いてきていたかと思うと
急に立ち止まって公園の茂みの中へ消えていった子猫
「にゃんにゃん 帰るの? バイバイ?」
去っていく子猫を目で追っている後姿が
ゆっくりと 振りかえる
目が三日月のように笑っている
一瞬 透き通った茶色の瞳が私を見た
彼は そのまま振り向くと 海の方へ歩いていった
とぅるるるるるるる・・・・
アメリカの大学に留学した娘からの電話だった
向こうでの生活の近況を報告した後
「ママの蟹クリームコロッケ 懐かしいなぁ
美味しいんだよね 食べたいよぉ」
甘えたような一言を付け足して 電話は切れた
「調子いいわね 家にいるときには
美味しいなんて 言ったこともなかったのに」
私は受話器を置きながら 娘が生まれたときのことを思い出していた
娘の名前は 亜梨沙
外国でも日本でも通用する名前にしたかった
これからは女の子であっても
海外でも活躍できるような子になってほしい
という思いを込めてつけた名前だった
本当は 海外で働きたいという気持ちを持っていたのは私だった
自分の思いを娘に託していたのかもしれない
亜梨沙は NYの大学に合格し 彼女の夢に一歩近づいた
中学 高校と 学校や塾の送り迎えなど 娘を応援しながら
いつしか 娘の夢が自分の夢になっていた
入学が決まったとき
それは 彼女の夢であって 私のものではなかったことに気付いた
安堵感と寂しさが混じったほっとした気持ちだった
夫は週の5日は出張で土日に帰ってくるのがふつうの勤務状態だった
今は フィンランドに半年の海外出張中だ
自分の夢に向かって羽ばたいていった娘
優しく 私の考えを優先してくれる夫
人が見たら 何不自由ないくらしというのかもしれない
いや 理想的とさえ言われるくらしかもしれない
でも、しあわせかどうかって誰が決めるものなの
しあわせかどうかの基準って どこに書いてあるの
そういえば 娘が留学してから
料理もろくにしていなかったことに気付いた
一度に作った煮物を3日続けて食べたりしていた
そんな怠惰な毎日を振り返って 私は一人苦笑していた
たったひとりの食卓だけど 今日は久しぶりにしっかり作ろうかな
そんなことを思って買い物に行く途中で 「彼」に逢ったのだった
二十歳くらいだろうか
整った顔立ち 切れ長の目
「にゃんにゃん」と優しく呼ぶ声
不思議な男の子
それから 幾日か経って
牛乳を買い忘れたことに気付いた私は近くのコンビニにいた
レジの前に立つと 前にいた青年がお金を払っているところだった
バニラっぽい甘い感じの香りが漂ってくる
「1749円です」
「あれっ」
彼は ポケットの中を掻き回すようにしてつぶやいた
「20円 足りない」
帽子を深く被り
ティアドロップス型のサングラスで顔を覆っている
白いTシャツに
短い黒のベスト
腰にはチェーンベルト
ぴったりしたジーンズ
モデルのような服装は
コンビニの中で完全に場違いな存在に思える
店員は少しいらついた目をして彼をちらっと見た
「車に財布が・・・」
彼が目を上げ店員に車に財布を取りにいくことを告げようとした
そのとき
眼鏡の横から見えた瞳に見覚えがあった
透き通った茶色のあの瞳
あのときの男の子だ
服装が随分違うし 印象も違うけれど
あのときの彼に間違いない
私は 思わず自分の財布から
20円を取り出し レジの前へ置いた
一瞬 怪訝な顔で私を睨むように見たあと
彼はさわやかに微笑んだ
「ありがとう」
店を出た彼を車が待っていた
なぜ 突然 自分がそんなことをしたのか 私にはわからなかった
いつもは絶対しない
普段は傍観者的立場をとる私が
あの時の彼だと気付いた瞬間 財布を開いていた
「ありがとう」
透き通る茶色の瞳と彼のかすれた甘く低い声
なぜか 私の中に残る
(つづく)
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何か夏の香りが漂ってきたよぉ~
ふわっ~と潮風が吹いてるような?
にゃんにゃん亀ちゃん 一般の人から見たら
どうなのかな?って思ってたけど?
私たちはファンだから可愛いとかそんな目で見れるけど
普通のなんでもない人から見たらどう思うんだろう?
あっ内容と話それてしまってごめんね・・・
その後 どう絡んで行くのか楽しみです
何かこういう出会い いいなぁ~
お金が足りなくて貸す場面 常盤貴子思い出しちゃった
ごめんね・・・ドラマヲタなもんで 汗