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ごくせん・野ブタではかっこつけてる嫌なヤツだったイメージが、こんなに変わってしまうなんて・・・・・
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昨日は夫の誕生日でした
夜仕事があって 食事も手を掛けることができなかったので
今日は ビーフシチューを作り ケーキを焼きました
生クリームと苺を飾りました
店の物のようにスポンジがふんわりとはしてないけれど
ざっくりした素朴な味が私は結構好きです

夫が この1年健康でいられたことに感謝したいです
甘い言葉をいってくれるわけではないけれど
夫から 信頼され 尊重されていると思えることは しあわせです

私が亀梨君のファンでいることも
けっして喜んではいないと思うけど 傍観していてくれます
まぁ ときどき厭味は言うけどね
「テンションあげるぞぉ」
と毎朝 「Keep the faith」を聴く妻を許してくれて ありがとう

実家の母は
「あなたに合う人はそうそういないから 
(出会わせてくれた)神様に感謝しないとね」 と 言うんですよ
ときどきは もう少しプラスαが欲しいと思うけど
やっぱり 贅沢ですか・・・




昨日の「つづき」を読んでもいいよと言う方は お進みください
「見えない約束」という題名にしてみました
書くことの楽しさと苦しさに直面しているところです









        見えない約束 
            vol 2    ロールケーキ




その日はどんよりと曇っていた
買い物に行く途中 あの公園の前を通った
それはいつもの店へ行く通り道だ
私は車を運転していた
いきなり雨がぱらぱらと降ってきた
ワイパーの間から 道の端に うずくまる人影が見えた
「彼」だった
車を停めて 近づくと 彼が何かを抱えている
あのときの子猫だ

「猫が 車に轢かれちゃった」
心細そうな彼の声がして 彼の腕の中には
ぐったりして目を閉じている子猫が抱かれていた
そのとき 大きな派手な車から降りた男の人が近づいてきて 
困惑した顔で彼に言った
「時間がないですよ」
「わかってる」
彼はびっくりするほど大きい声で不機嫌そうに答えた
そして 彼は 私の顔を見て言った
「この猫を助けて」
泣き出さんばかりの顔だ
髪が額に張り付いて その間から目が覗いている
透き通る茶色のあの瞳だ
私は その瞳を見たとたんにうなずいていた
彼は 紙切れに何かを書くと私に押し付けるようにしたかと思うと
脇にいた男に促されたように車に乗せられ つれていかれる
車は彼が乗るのを待っていたように走り出した

私は子猫を近くの動物病院に連れて行くことにした
幸い 後ろ足の怪我と骨折だった
ポケットに入れた手に何かが触れた
彼に手渡された紙切れだった
数字が書かれてある
多分携帯の番号だろう
彼の番号?
彼の心配そうな顔が浮かんできた
やっぱり 大丈夫だったことを知らせるべきだろうと思い
私は番号を押した
留守番電話になっていた
きっと 彼は子猫の怪我の状況を知りたいだろうと思って
子猫の無事だけを伝言しておいた



子猫は日に日に元気になった
甘えたり じゃれ付いたり
娘がいなくなってぽっかり空いていた私の心の隙間に
子猫はするりと入り込んでいた

ピンポーンと 玄関のチャイムが鳴った
誰だろうと 子猫を抱えたまま 玄関の扉を開ける
彼がそこに立っていた
なぜ 彼が
私の疑問など無視したように 
彼はいきなり私の手から子猫を取り上げる
そして 子猫を抱えて頬擦りした
「元気になってよかったね にゃんにゃん」

なぜ ここが分かったの?
私に考える時間を与えないで 彼は 小さい箱を差し出した
「ここの ロールケーキ 美味しいんだ」
有名なケーキ屋さんの箱で
予約しないと買えないと聞いていた店のものだった
「お礼だよ」
「でも、俺も食べたいな 2人で食べた方が旨くね?」
と 少し甘えたような表情で彼は言った


彼の瞳は不思議だ
人を無防備にする
普段は知らない青年を家に上げたりけっしてしない
なのに 気付いたら 彼はダイニングのテーブルに座っていた
「にゃんにゃんも 食べる?」
子猫に話しかけながら ケーキをほおばる彼
彼の持ってきてくれたケーキは私の口の中で甘く溶けた
あんなに好きだったケーキも最近食べていなかった
ひとりで食べる食事はがまんできても 
ひとりでケーキを食べる自分を思い浮かべるのは寂しすぎる
知らない間に私の生活には何かが欠け始めていたのかもしれない

「あのさ 家の電話から携帯にかけてくれたでしょ
携帯に履歴が残ってたんだよね
それで 俺 調べたんだ ここの場所」
彼はいたずらな顔で笑った

白いTシャツに ジーンズ
破れたジーンズから膝が覗いている
Tシャツの袖から出ている腕は太くはないが綺麗に筋肉がついている
けれども 表情は女の子のように柔らかい
窓からさす光が彼の微笑と混じる

コンビニで見たのは 確かに彼だったが
今目の前にいる彼とあまりにちがいすぎる
どちらが 本物の彼なの?
なぜ そんなことが気になるのか 自分でもわからないけれど
彼のことが気にかかる
女の子みたいな男の子
クールで冷たい印象と柔らかで温かい笑顔


彼は興味深そうに 家の中を見回して 
飾り棚にあった娘の写真を見ている
「娘さん?似てるね」
留学をしている亜梨沙のことを話した
「若い人は いいよね 夢があって」
彼の優しい笑顔につられて 私の口から
思わず愚痴めいたものが滑り出した
彼は急に真顔になった
「そんなの へんじゃね
夢って いつでも だれでも 持っていいもんだと 俺は 思うけど」
「歳のせいにしてるだけじゃないのかな 逃げてるんだよ」
私は驚いた
痛いところを突かれただけに 
こんな年下の男の子に言い負かされるのが悔しくて
素直には肯くわけにはいかない
「そんなのきれいごとよ 実際はね そんな 甘くないのよ
あなたも この歳になれば 分かるわ」
私は わざと突き放すように 大人ぶって答えた
「ふうん」
彼は それ以上何も言わず黙ったままだった

遊んであげているのか
遊ばれてるのか分からないように楽しそうにじゃれあっている子猫と彼
なんて無邪気に笑うんだろう
私は静かに微笑んでいる自分を感じた


「また にゃんにゃん 見に来ていい?」
彼は そう言って帰っていった





            (つづく)





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コメント

ananちゃん こんばんは!
まずは ダンナさん お誕生日だったんですね!
おめでとう ございますm(__)m
いつもananちゃんの支えになってくれて
近くでいつも見ていてくれてるのですね?
そんな幸せな時間を過ごせて良かったと思います!
これからも 素敵な時間を過ごして下さいねぇ~

やっぱり猫がキーワードなんだぁ~
ananちゃんの気持ちも入ってる?

うあさこちゃんコメントありがとう

うさこちゃん
毎日来てくれてありがとう

物語の設定は私とは違う部分が多いけど
多分気持ちのほとんどは私だと思う
私に亀梨君がこんなこと言ってくれたら
嬉しいだろうなという幻想から
書き始めています
少しは 自分とは違う部分も
話を繋ぐために付け足してはいるけどね

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