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彩花

Author:彩花
ごくせん・野ブタではかっこつけてる嫌なヤツだったイメージが、こんなに変わってしまうなんて・・・・・
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評判のP誌もD誌もチェックできていません
仕事のない日に 家から出るのが辛い
寒いのが嫌いなんです
まぁ チェックしに行った後 お持ち帰りになるのも
別の意味で 辛いですね  


「見えない約束 vol 3」になりました
少し重いテーマになってるのかもしれません
書いていると 時間はあっという間に過ぎています
一応最終話まで書いてみました
多分 10話ぐらいになると思います
まだ まだ 少しずつ手を入れながら 
アップしていきたいと思います


では 

 


     
       見えない約束   vol 3



あれから 彼は 何度か 子猫を見にやってきた
あるときは 朝早く あるときは 夜遅く
あるときは 昼間に

彼は何をしている人なんだろう
大学生?
なぜか 彼の醸し出す雰囲気は 
私の住んでいる世界と違うところから来ている気がする

ある晩 遅い時間に来た彼は 珍しく疲れているようだった
「今日さ とっても忙しくて何にも食べてないんだ お腹減ったぁ」
とソファーに倒れこんでクッションを抱えている
そして 甘えた子どものような目で空腹を訴えかける

「カレーしかないけど」
私は 冷凍庫に作り置きしたカレーがあったのに気付いた
ルーから手作りし 大量の玉葱を根気よく炒め 
ココナッツミルクを使ったチキンカレーだった
「上手い! 俺 カレー大好きなんだよね」と言いながら 
彼は美味しそうに食べた
「美味しい」という一言は 
作った人をこんなにもあたたかい気持ちにさせるのだろうか
亜梨沙が小さい頃は 「美味しいね」と言いながら 3人で食べたね
いつからだろう ばらばらで食べるようになったのは
それぞれの生活がすれ違いになって顔を合わせる時間も減っていった
最後に親子3人で揃って食べたのは いつだったろう

「ごちそうさま ほんとに美味しかった
やっぱり 料理上手な女の人っていいな 」
彼は 子どものように自分のおなかに手を当てると
満足そうにつぶやいた
「結婚するなら 料理上手な人がいいよね」
お世辞と分かっていても 甘い言葉は耳に心地良い
「そして ちょっと セクシィ~♪」
「えっ」
「だって それって 大切でしょ?」
彼は嬉しそうに笑った
私の反応を楽しんでいるようだ
「昼はエプロンが似合って 
夜はすっごぉいネグリジェなんかが似合うって最高じゃね?」
「すっごぉい」というところで ますます嬉しそうな顔になって
わざと 顔を覗き込んでくる
「すっごぉ~い 透けてるとか」
どんどん調子に乗っている
そして ますます 私の顔を見ている
自分が着ている姿を見られているわけでもないのに どぎまぎして困る
どこまでが 本気か冗談か分からない
けれど 彼のペースに乗せられ 
翻弄されることがいやではないのが不思議だった

彼が帰った後 いつもは面倒な片づけさえ楽しくなっていた
 
それから彼は 来るたびに軽い食事をしていくようになった
「お腹すいたよぉ 何か食べさせてよ」
「こんなに遅くまで食べていなかったの」
とか
「今日は何もないわよ」
「もう いつもなんだから」
そう言いながら 彼のために用意したり 彼の食べる顔を見るのは 
いつのまにか私の楽しみになっていた
 
彼は何が好きだろうと考えてる私
気がつけば料理の本をめくっている私
テレビの料理番組を見て メモをとる私

自分では気付かない振りをしているけど
ほんとは気付いている
彼が来るのを 待っている自分がいるということ


彼がいつ来てもいいように冷凍庫の中は
作り置きの料理でいっぱいになっていた
彼はいつも「うめぇっ」と言って 美味しそうに食べる
皿の上に残されたプチトマトが1個
ハンバーグの付け合せのサラダにいれたプチトマト
「俺 トマトは駄目なんだ」と 何故かきっぱり偉そうに言う彼に
「食べなきゃ 駄目よ 栄養あるのよ リコピンたっぷりよ」
ちょっと お説教するように言うのも楽しい
「リコピン?」
「リコピン リコピン  リコピィ~ン♪」
嬉しそうに 変な節をつけて歌っている彼が たまらなく可愛い
私はお皿に残っていたトマトを口に入れた
トマトってこんなに甘かったけ

私はひとり考えている
彼は一人暮らしに違いない
食事が不自由な彼に 食事を作ってあげているだけ
ほら そうそう お母さん代わりだよね
誰に弁解する必要もないのに 自分に弁解をする私
けれど 自分で言っておきながら
「お母さん」って言葉が 
喉の奥に引っかかるような気がするのはどうしてなんだろう

そのとき 彼が突然聞いてきた
「そういえばさぁ 俺 ずっと 聞こうと思ってたんだけど
名前聞いてなかったんだよね どう呼べばいいのかなぁ」
「村山よ」

村山さん 村山さんの奥さん 亜梨沙ちゃんのおかあさん
今まで ずっと そう呼ばれてきた
そして それはごく自然のことだった

「それは知ってるよ 家を探すとき分かったから」  
「名前だよ」
「名前?・・・・・彩花よ」
「彩花さん・・・」


「彩花さん」
そうだ 私は 彩花なんだ 
村山さんの奥さんでも亜梨沙ちゃんのママでもない私自身
じゃあ 私自身って? ・・・
私の中に眠っていた小さな疑問を呼び起こしたのは
彼の何気ない一言だった





   (つづく)

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コメント

こんばんは~♪ さっき子どもを寝かせながら 枕元で
携帯から読ませてもらってました~。。何か、枕元で
見ると、すご~く心地よかったです~(笑) 
私も、こんな風に 一緒に会話してみたいな~とか。。頭の中で、
色んな妄想が広がりました。感想とか上手に書けなくてごめんね。
でも、1から全部読ませてもらってま~す!この先 
どうなっちゃうのかしらっ?? 
P・S ‘トマトってこんなに甘かったっけ‘
という一文 とっても可愛いな~と思いました。

亀ちゃんの甘えた感じがすごく可愛くて、母性本能をガッツリ刺激されます! 気ままにやってきてはにゃんにゃんと遊び、時にマダムを挑発する男の子。そして出たっ!「ネグリジェ大好き♪」(笑) うう~!亀ちゃんぽい(≧∇≦)  すっご~い透けてるなんて、どういう意味でマダムに言ってんの?って思うくらい、奔放な亀ちゃんが愛しいです(≧∇≦)
この二人の不思議な関係が気になります。そして読んでて笑顔になっちゃいます(≧∇≦)

ananちゃん こんばんは!
いい感じな展開になってきたね!
トマト食べさせちゃうんだぁ~爆
ほんとに食べてくれたら嬉しいよね!
名前で呼ばれるってどきどきするよ!
しかもこんなに年下の男の子からだもんね!
あっ関係ないけど 某バンドの方に
○○ちゃん!って下の名前で呼ばれて死ぬかと
思った事あるもん! 爆
年下だったし・・・その頃溺愛してたから(*^_^*)
今は亀ちゃんオンリーよん!
あ~下の名前で呼んでほしいわぁ~
っていつも話がそれてごめんね!
今後の展開楽しみにしてるよ!

ananちゃんの文章は、違和感なくスーと入ってくるわ
亀ちゃんを思いながらその場面が浮かびあがるの
今後の展開楽しみ♪

こんにちは~。
もうすっごいはまっちゃってます。
甘えてるにゃんにゃんみたいな亀ちゃんがめちゃくちゃ可愛い♪
早く続きが読みたいな~。
楽しみにしてますね。
無理しない程度に書いていって下さいませm(__)m

hami ちゃんコメントありがとう

全部読んでくれてるなんて 嬉しい言葉ありがとう
私もこんなふうに会話したいなんて 
それぞれの空想を広げてもらえることはほんとに嬉しいです
「トマトって・・・」って いう文は自分でも気に入ってる文です 
彩花の「彼」が可愛くてたまらない気持ちが見えてくるかなと思って書きました
細かいところまで読んでもらえて感激です
ありがとう

なるちゃんコメントありがとう

ネグリジェ大好き亀梨君に喜んでもらえて
嬉しいです
どうすれば亀梨君が目の前に浮かんでくるように
なるかなと思いながらかいています
「笑顔になる」って ほんと 嬉しい言葉ありがとう
不思議な2人の関係 
これからを楽しみにしてくださいね

うさこちゃんコメントありがとう

下の名前呼びって なんかいいよね
私も 呼んでほしいわぁ
トマトは 「私」が食べたんだよ
「彼」は偉そうにして「無理」とかいうタイプなのよ
だから 残したのを彩花が食べるってわけよ
「いい展開」と言ってもらえたので
ますます展開させて行きたいです
いつも来てくれて いつも丁寧にコメントしてくれて
ありがとうね

アコちゃんコメントありがとう

「場面が浮かぶ」って言って貰えるのは
とても嬉しいです
なんとか亀梨君を思い浮かべて
彼だったらこんなときどうするだろうと
考えながら書いています
楽しみにしてもらえると
がんばろうという気持ちになります
ありがとう

桜姫ちゃんコメントありがとう

来てくれてたのね
「続きが楽しみって」言ってもらえてうれしいです
「嵌っちゃってる」なんて嬉しすぎです
可愛い亀梨君 男前な亀梨君 
いろんな面が書けたらいいなと思っていますが 
ときどき苦戦しています
応援ありがとう

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