妖怪人間ベム 2話
変わる ≠ 化ける
<変わる>も<化ける>も
今とは違うものになるということでは 同じことだけれども
全く異なった印象を受ける言葉だ
変わるは いいイメージ
化けるは その反対のイメージ
「今とは違う自分に変わりたいです」
と言うときには より良く変わるということが
暗黙の了解になっている
「化粧で化ける」
これも 今よりいい状態に変えることではあるけれど
騙すという裏の意味が含まれている毒のある言葉だ
<化け者>という言葉になれば
もう いい意味は全く含まれない
<何が 化け物かわからないよ>
この言葉は 深い
たしかに 現代の今 キリンを化け物だという人はいない
けれども 初めてキリンを見た人は
化け物と思ったかもしれないという教授の言葉は
とても的を得ている
化け物かどうかの基準は
自分たちとは 姿の違うものの中で
好ましいと感じられるモノと 好ましくないモノにわけて
判別しているだけのこと
そう考えると
化け物を作り出しているのは
人間だということになる
すべては 人間が作り出すものであるとすれば
妖怪人間も
人間が作り出した幻想の姿ということになる
人間の目の中に
注ぎ込まれる<緑の液体>
それが 人間の目を曇らせ
判断を誤らせる
涙を 目を清める聖なる水と考えれば
涙が 妖怪人間を人間の姿に戻すものであるということに納得がいく
聖なる水である涙で 曇りを洗い流すことで
濁った人間の目が
真実を見抜く力を取り戻したとき
妖怪人間という人間が作り出した<化け物>が
ほんとうの姿に戻るときであると思える・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
変わる
簡単に使う言葉だし
前向きな言葉として捉えられがちだけれど
今 一度考えてみるべき 言葉なのかもしれない
無理に変わらなきゃと 焦ることは
本来の自分の姿を見つめることから
ただ逃げようとしているだけのこと
そんなときに溢れるマイナスベクトルのエネルギーが
<化け物>を作り出すのかもしれない
生まれつき人間であることを許された者が
今の自分を認め 愛し 励ます努力もなしに
現在の自分の姿を 簡単に投げ捨ててしまい
安易に 変化を求めることは
人間であるだけでしあわせだと願う妖怪人間たちから見れば
理解しがたい<贅沢>にちがいない妖怪人間ベム 2話
またまた とぎれとぎれの小さい画面ではあったけど
見ることができたことに感謝
そんな悪条件であったにもかかわらず
ぐいぐい引き込まれて行く展開だった

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コメント
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鍵コメさんへ
なんとか 2話も見ることができました
ほんと幸せです
世界は繋がってる
そう思えます
それだけでね(笑)
そうなんです
雪が降りました
びっくり
こんなことは 普通じゃないそうです
あまりの突然のことに
写真を撮るのも忘れていました
出先でびっしょり濡れて大変でした
それから急激に寒くなりました
もう冬です
身体にはお互いに気をつけましょうね
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