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見始めて すぐ
「あぁ 今回は 私には無理」
という 残念な思いがした

小ネタや 下ネタが
汚らしく 下品
ここまでくると どうしても
受け入れ難い感じがした

水野美紀さん
とっても綺麗な方なのに
これって 事務所的にOKなんですか(笑)

汚なそうものを 思いの限り集めてきて
次々と 目の前に並べて見せる

勝負のようにも受け止められるほどだが
そこまでの 圧迫感もなく
ただ緩く羅列してくるのが
三木監督らしいところ


虫のエキスを抽出した<シニモドキ>を探して試し
臨死体験を 記事にすることを命じられた
雑誌編集者に勤める主人公(伊勢谷友介)

話の筋に 必然性も興味も感じられなくて
意味なく小ネタが連続するのが虚しく
馬鹿馬鹿しく 怒る気にもなれない


だけど やっぱり
脇を固める役者さんたちの演技が凄い
彼らの演技があってこそ
この映画が成り立っている

特に ふせえりの甲高い声のチンピラぶりには 笑わされる
役者とは こういうレベルにある人のことだと
思い知らされた

松尾スズキ
この人は なんなんだ?
イン・ザ・プールでも たいがい度肝を抜かれたが
今回も 抜き出ている

小汚く しつこく絡んできて
面倒くさくなるタイプ

なのに この可愛さはなんなんだろう
人間の弱さや 愚かさを
愛おしいと感じさせてしまう

あんなに薄汚いおっさん(失礼 笑)なのに
頭を撫でてあげたい気持ちになるのが
不思議で仕方ない

やりすぎているはずなのに
わざとらしさがない

自然さを演じているのだ
全力でチカラをいれながら 
俺は 全くチカラをいれてないよと 見せている
これが究極の技だ

この技 <彼>にほしい
元々 <彼>には 笑いの資質が備わっていると思う
PVでの小芝居 少クラでの<和子ちゃん>は
彼の優れた洞察力・観察力から来ているのだから

ただ チカラが入って見えてしまうのが惜しい
演じている側に力が入っていれば
見る側も力をいれて見てしまう
それでは 自然に笑えない
笑うことを無理強いされる気がするのだ



<俺俺>ではかなりの演技力が要求される
ひとりで 20人以上の役を演じるということは
それを演じ分ける難しさも大きいけれど
<俺と俺>または<俺と俺と俺>というような場面では
ふせえりさんや岩松了さんなど
(たぶん出演してくださると楽しみにしている)
芸達者な共演者の力を借りられないという
もっと大きな難しさもかねていることになる
(上野樹里さんも 伊勢谷さんも
共演者との絶妙な会話に かなり助けられたと思う)

<脱力系演技>
巨匠三木監督の指導に期待!
彼の能力がどう開花しているのか
楽しみに待つことにしよう




三木監督の映画は 生きることを楽にしてくれる
<難しく考えなくていいんだよ>
<目の前にあることを ただ楽しめばいいんだ>


そう語りかけてくれる


<人生は ほんの少しのことで 変わる>

それは 誰のせいでもないし
変わっても変わらなくても
どちらでもいい
こっちじゃないといけないとか
どっちの方が 素晴らしいってことでもない

ただ あるがまま
それを受け取り 楽しめばいい


自分の隣や 周りにいる人たち
その温かさを感じることができれば
それだけで 幸せになれる

この映画は エンディングで一気に
勝負してくる
<シニモドキ>を飲むに至る
俺(伊勢谷)と遠藤(松尾)の会話がいい


生きているということは
そんなにたいそうなことじゃなく
一緒にいて 心休まる人たちと
同じ空気を吸うこと

それが 特別意味の無いように思える
くだらない毎日だとしても
それが心地よければいいのだ

<死>という重いテーマを
バカバカしく軽すぎる緩い流れの中で
自然に捉えていく この世界観




絶対好きになれなかったタイプの映画
絶対好きになれなかったタイプの男性像
なのに 私をここまで夢中にする三木監督と<彼>

天邪鬼な私は
自分を強引に変えてしまう強い存在に惹かれてしまう


2人がタッグを組む<俺俺>は 
どれくらい強い力で
私を<彼らの世界>に引き込んでくれるのだろう





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