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ごくせん・野ブタではかっこつけてる嫌なヤツだったイメージが、こんなに変わってしまうなんて・・・・・
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大学生のときに家庭教師をしていた子
子といっても
4歳違いなので 今や 立派に熟女のお仲間さん(笑)

でも そのときは
大学生と中学生だったので
大人と 子ども
すごく大きな違いだと思っていました


今は 関西を離れて横浜に住んでいる彼女から
突然連絡があって
今日 会うことになりました

私が結婚したときに
新居にお祝いを持ってきてくれたのが最後
もう 20年以上会っていない

私の大好きな 桜木町の駅で待ち合わせました


当時の彼女は
繊細過ぎて 感受性が強くて
毎日生きるのが難しい状況でした

中学生なのに
太宰治に傾倒し
中原中也 三島由紀夫 高野悦子 
カフカ ニイチェー

大学生の私にすら難解な本を読み漁ったり
小説を書いたり

どうやら
そのとき 家庭の状況も 複雑になっていたようです


生きる気持ちを失っていました


高校受験のために 雇われた私でしたが
私が行っても 
ちっとも勉強しない

「勉強は自分でできるから
話を聞いてほしい」
彼女はそう言いました

彼女の母親が お茶を運んでくると
即座に勉強しているふりをしましたが
出ていくと また 勉強はそっちのけ
彼女は いろんなことを話し始め
約束の時間は あっという間に過ぎました

こんなことで お金をいただいていいのだろうかと悩みながらも
彼女の話を聞くのは自分しかないと思い
いろいろな話を聞きました


大学生になったばかりの私は
彼女に 役立つ言葉をかけてあげることもできず
ただただ 話を聞いていただけのように記憶しています



「絶対に結婚したくない

自分のような子どもが生まれたら
絶対不幸になるから 産みたくない」

彼女は ずっと そう言って

生きていくことの無意味さを
訴えました


そんな彼女に 私は
「親より先に死ぬのは 親不孝
親が死んでからにしなさい」→( キャー なんてこと! )
と 言ったそうです

また
「今は まだ中学生だから
貴女の言ってることが分かる子は周りにいないだろうけど
大学生になったら
きっと 同じような友だちができるから
絶対大学に行きなさい」
そうも言ったそうです


言った本人が忘れてしまった言葉を
彼女はずっと覚えていてくれていたのです

そして 大学では
たくさんの友だちができたそうです 

でも また
それからも 彼女の人生
聞いてみると ドラマになってもおかしくないような
いろんな出来事が 彼女を襲って来ました

でも
それを 乗り越え
妻になり 母になった今の彼女は 
私より ずっと「大人」
まぶしいくらい強く そして美しい女性になっていました

人間って 素晴らしいと思いました


ほんと 彼女に会ってよかった
結婚したことも 子どもに恵まれたことも
年賀状で知ってたはいたけれど
やっぱり実際会ってみて
安心しました




とき(時間)は 人を
美しく 強く 育てる



今の自分の生き方を 見つめ直させられた
彼女との ひとときでした



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コメント

心がホンワカしました ♪

こんばんは。素敵ですね。
記事と生徒さんが(笑) あっ、先生もね ♪
僕にも個人授業してください v-345
  
桜木町の駅前から海にかけては、
いわゆる「横浜」、港町のイメージですね。
確かに、お台場あたりと並ぶ、湾岸の象徴。
『ひと恋』の映像でも使われてた気がします。
  
中学生でその読書だと、かなり優秀でしょう☆
しかも、文系の難しい理屈ですよね。
先生はその何倍も優秀だったはず ♪
  
カフカは僕も一時、凝ってましたよ。
彼女から10年遅れだけど (^^ゞ
語学学校に通ってた時、カフカが好きだと話したら、
周囲の奥様方が引いてたのを覚えてます(笑)
   
「ただただ 話を聞いていただけ」。。
十分でしょう。カウンセリングの基本 ♪
話す気にさせるだけでも、素晴らしい先生です☆
   
「親が死んでからにしなさい」。。^^
これは、なまじプロだと言えない名言かも。
ホントに親がすぐ死んじゃうとマズイけど ♪
    
大学で友達がたくさん出来たのは幸運でしたね。
ますます孤立する場合も少なくないはず。
今の学生食堂には「ぼっち席」が出来てるし、
トイレの個室でご飯食べるとか。。
  
妻、母、強く美しい女性。。
見事に先生と重なって行ったわけですか☆
早熟な難解系少女だった彼女なら、
「自我理想との同一化」とか言う所かも ♪
    
時は人を育ててくれますが、
同時に、衰えさせるものでもあります。
大切に時を過ごしたいものですね。
   
ではまた。。v-352

テンメイさんへ

テンメイさん
こんばんは

コメントありがとうございます

桜木町は今でも大好きな街です
私にとって いつまで経っても
とくべつな場所
今でも <弘人>を感じることができる・・・

家庭教師とその生徒
今から思うと そう年もちがわないので
けっこう荷が重かったです

彼女が 入院したときは
ほんとうに心配しました

彼女に生きる気持ちを持たせたい
でも どうしていいかわからない

家庭の事情が複雑なこと
彼女自身 とても繊細な性質であったこと
ぎりぎり生きていると言ってもいい状態でした

「親が死んでからにしなさい」
ほんと 思い切ったことを言ったものです(笑)
そのころの 私の身の丈から出る言葉は
そのくらいしかなかったのでしょう

陰ながら 姉のような気持ちでいましたので
今回元気な姿を見られてほんとうに安心しました

そして 今は また別の話もできるようになって
楽しみもできました

>時は 人を衰えさせるもの・・・・
日々 実感していることです

成長したかと思う間もなく 衰退していく
人は そうして生きていくのでしょうね

いずれにしろ
ときの流れに逆らうことはできないのだから
身を任せ 
自分の衰退の様子も客観的に見つめながら
ケセラセラと生きていくことにしましょう

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