ROUND5 <夢を背負う?>
敵の夢の重さを引き受ける覚悟がなければ
ボクサーは勝てない負けた相手は 夢をあきらめなければならない
勝つということは 相手の分の夢も背負って
勝ち続けていかなくてはいけないということ
今回のテーマ 「 夢 」
ドラマ後半 TVに釘付け
これこれ これなのよ
私が待ってたもの
今まで 「好き好き」と
アンジェラにまとわりついていただけの耕作
本当の愛に目覚めた?
愛すること
たいせつな人の夢をかなえてあげたい
そう願うこと
「畑中さんは シスターアンジェラの夢
引き受ける覚悟がありますか」修道院の前で拾われたアンジェラ
修道院は彼女の世界のすべて
彼女の夢は 神への信仰と世界の平和
だから あなたと結婚すると その夢はなくなってしまう
アンジェラは苦しんでいます
それでも アンジェラと付き合いたい?
修道長の言葉が 耕作の心をゆるがせる
「こんなに好きなのに なんで逢えないんですか」
「好きだ 好きだって 子どもみたいなこと言ってんじゃない」
「好きって言って何が悪いんですか」
「それが シスターを困らせているんだろうが」
「好きなんだから 仕方ないじゃないですか」
「好きってだけじゃ どうにもならないこと あんだろう」
「分かってる 分かってるから もう逢いません」好きだからこそ アンジェラと逢わない決心をする耕作
彼女の夢を守るために
夢
誰もが 夢を持つ
いろいろな 夢の形
その1
知って欲しい夢ボクサーを辞めて サラリーマンになって欲しいという彼女の夢と
ボクサーを続けたいという石坂の夢
2つは相反する夢
同時に実現することはできない
誕生日のプレゼントに見向きもせず 怒って去っていく彼女
彼女は 分かってほしかった
安定しない これからの生活の不安
プレゼントなんかで誤魔化してほしくない
自分の心のうちを知って欲しかった
ボクサーをやめるかどうかという表面的なことが問題ではない
それに気付かない石坂から 彼女は離れていった
その2
誤解している夢 母の夢を叶えたい
母の夢は 強いボクサーを育てること
でも 自分はボクサーにはなれない
自分のできること=いい成績をとること
数学のテストで クラスで トップになった勝己
ボクシングに忙しい母
認められていないと思う寂しさ
「朝ごはん食べないと 強くなれないよ」
母の言葉の意味を 捉えられない
強い = ボクシングに勝つ
そう勘違いしている
母の夢を実現できない自分を責め
必要以上に ボクシングを自分から遠ざけようとしている勝己
母の願いは 勝己がボクサーになることを意味しているわけではない
「負けない男」になって欲しいということ
ボクシングの素晴らしさを理解してほしいこと
勝己は 母の夢を 本当には理解できていない
その3
叶えてあげることが夢「自分はいつでも 会長の夢 引き受けますから」
という 三鷹
夢は叶えてもらうものじゃない
でも 誰かが傍にいること
見守られることは 心強い
その4
託される夢「自分たちの夢ですもんね 耕作は」
耕作がチャンピオンになることを夢見る会長と三鷹
どうなのかな?
やっぱり 夢は自分で叶えるものじゃない?
親の夢を託される子どもの多くは
背負うものが重過ぎて 息を切らせている
でも 期待されることは 嬉しいこと
ましてや 自分に賭けてもらえるなんて
勝己は耕作に成り代わりたいと望んでいるだろう
しかし 耕作は その重さに気付いていない
会長と三鷹の思いに 耕作が気付く日は来るのか
その5
アンジェラと耕作の夢アンジェラと暮らしたい
でも それは アンジェラの夢を奪う
「逢わないってことしか シスターにしてやれることねえのか」「だから お前は駄目なんだ」
今回は 石坂がキーパーソンだ
一方の夢を叶えることは
もう一方の夢を諦めること?
主よ 私はどうしたらいいのでしょう」
「迷ってはいけません シスターアンジェラ
あなたは信仰を捨てず 世界平和を守り続けてください
そして もっと立派なシスターになるのです」自分の夢を諦めて アンジェラの夢を応援しようとする耕作
苦しみから 解き放たれた今日があなたの誕生日です
おめでとうございますシスターの夢の 本当の意味は ?
自分の存在を確認すること
修道院の前に捨てられていたアンジェラにとって
誕生日は 自分の存在そのものを象徴するもの
それが 見つからない限り 彼女は 自分を見つけられない
修道院の生活を続けているのは
信仰そのものを大切にしているだけでなく
自分のいるべき場所を探しているから
生まれた日さえ知らない自分
自分は どこに存在するのだろう?
そのことを理解し 一番大切なものを 彼女にあげた耕作
彼女の気持ちの奥底を知ることから逃げ
誕生日プレゼントで 曖昧にしようとした石坂と違うのは
ここだ!
相手の夢を 分かろうとすること
相手の夢の奥にこめられた思いを知ろうとすること
単に 夢そのものを そのままの形で実現することが
夢を叶えることではない自分の奥底にあるもの
自分でも気がつかなかった不安
それを見つけ出してくれた耕作
自分の存在=自分の生まれた日
苦しみから解き放たれた日
新しい自分が生まれた日
誕生日をくれた耕作
主よ 私は確信いたしました
私はあの人が好きです耕作は深い考えがあったわけではないだろう
けれど アンジェラに何かしてあげたい
自分のできることは何か?
そんなまっすぐな思いが
誕生日をあげることに思い当たり
アンジェラの心の一番深いところに届いたんだと思う
夢は 背負うものではない
背負えるものではない
理解するもの
分かろうとする心
一緒に叶えていくもの 耕作 恐るべし!
「ちょっと いい加減に 一本貫いたところ 見せてよ」
「アンジェラを置いても ボクシングに賭けるみたいな
筋の通った強さを見せてよ」
5話の前半まで
ぶつぶつ つぶやいていた私でしたが
完全にやられました
こういう貫き方って あるんだなぁ
「好き」を貫くってこういうことかなと思わされました
別の形の 強さを見た気がします
今回のポイント (私の好きな場面)
その1オレ無力です
何にもできないんです
力欲しいです
なんとかしてあげたいんです
綺麗な横顔
潤んだ黒い瞳
流れる涙 その2私は迷っています
私はあの方が好きなのでしょうか
それは・・・
それは 気の迷いです
この 切ない表情その3「さようなら シスターアンジェラ」
教会から出て行こうとする
かすれ気味の低い声(ここで 終わって 次回へ引っ張るという技もありだけど
そういう小手先の細工はしない
耕作の一途の愛 一話完結ストーリー
製作者の貫く姿勢が潔い)
その4今まで クールだった
石坂の人間味あふれる豹変振り耕作に感情をぶつけて 付き合ってくれる
スパーリングを見守る 児島 堀口
階段の上から見守る三鷹
やっぱり 向田ジムが好きだ
その5俺 無力です
なんにもできないんです
あっ そうどんな慰めも意味がないとわかって
ただ 受け止める上田の優しさ
胸に沁みる
その6石坂とのスパーリング
これこれ!
試合じゃなくてもいいのよ
繰り出すパンチ
鋭い眼差し
汗に濡れる髪もっともっと 長く見たい
今回 「本気の耕作」 満喫しました
やっと来たかって感じです
できれば もうちょっと早く見せて欲しかった・・・
「俺も シスターが 大好きです」しかし あの最後の無邪気な笑顔が曲者だ
耕作を侮ってはいけません
成長したかと思いきや
すぐスタート地点に戻るその恐るべき学習能力の欠如(笑)
これ以上ないという天然の単純さ(笑)
次はどう出てくるのか
まだまだ 手放しで安心できません
いろんな意味で 目が離せない展開になってきました(笑)
ドラマのレビューを書いていて
ドラマを楽しむだけでいいのにな
と 思うこと あります
でも こうして 書いていると
ドラマが妙にいとしく感じるときがあるのです
製作者の思いを覗き見してるような感覚も・・・
駄目出しをしているときですら ドラマが愛しい
新しい感覚です
ドラマはこう観なくちゃなんてもの ありません
私の勝手な解釈です
「ふうん そんな見方もできるかなぁ」
「そうは思わないけど」 などと
気楽に 読んでくだされば嬉しいです
ランキングに参加しました
ポチッと押してくだされば嬉しいです
励みになります
スポンサーサイト
勝己は 母の夢を 本当には理解できていない...
そうなんだよね ananちゃんのエントリーで気づいた(汗)
この回で、初めて涙しました
耕作の本当の魅力に気づいてない私は、男を見る目なしだ(>_<)
子供で、自分の気持ち第一のまっすぐな子
そんな感じで耕作見てた...
良いドラマになってきたぞ~(#^.^#)